2009年10月12日 (月)

YAVORAとういう店

一昨日の夜の話ですが、家が寝静まった午後11時過ぎ、4枚の手持ちのJAZZのLPを抱えて、自宅から直ぐ近くのYAVORAという炭火焼&洋食の店に行ってきました。

かねてから、近くでJAZZ好きのマスターがいて、JAZZの話でもしながらチビチビ飲める店はないかと思っていたところで、丁度1ヶ月ほど前に夜中の2時頃に帰宅する途中で腹が減ったから食事の出来る店がどっか開いてないか~、ととぼとぼと捜しながら歩いていたところ、食事の看板が出ている店が自宅から目と鼻の先にあって、しかも看板のところに”SOMETHIN'ELSE”のLPジャケを飾っているではありませんか。

これはもしやと思い、中を覗き込むとさすが深夜2時ともなると店長らしき人が一人ぽつんと店の奥に座っていてなにやらJAZZらしき音楽を聴いている様子。
なら、ちょっとはいってみっか。と、中へ。

「JAZZを流しているようですが、JAZZ専門で?」
「ほとんどJAZZで食事どころなので会話の邪魔にならない程度に掛けてます。」
「見たところ、LPですね。CDは掛けないんですか?」
「LPが好きで、オリジナルのLPを集めては鳴らしているんです。」

という風な会話をしながら、カウンターに座り、漬物と焼酎のロックを頼んで、

「お客さんもJAZZがお好きなんですか?」と訊かれ、「そうなんです。丁度こういうお店を捜していたところで。自宅では夜中に大きな音は出せないですからね。」

それから、いろんなレコードを聴かせていただき話も弾んで、楽しく過させて頂きました。

店のオーディオシステムも洒落ていて、欲張らないシンプルな構成そのものですが、要所要所は拘られている様子でした。スピーカは天井から後ろの壁に斜めに吊るした1枚バッフルでドイツはイソフォンの楕円同軸2wayスピーカーが据えられています。中域が明瞭で低域はやや控えめですが、自然な感じでバランスよく鳴っています。

レコード・プレーヤはテクニクスのSL-1200MK3、アンプはDYNACO SCA35というアメリカ製。PHONO EQ(12AX7,12AX7)、7199、6BQ5-PPの構成で、かなり小さなシャーシにPHONO EQやTONEまで実装されているなんてと、感心しました。元気よく鳴るアンプです。

そんなことから、ちょいちょい店に顔を出すようになって、昨夜、厚かましくも自分のLPを持ち込んだんです。

「やあこれは、これは。どうぞ早速。」と歓迎頂き、持ち込んだレコードを順に掛けて店長もオリジナル版を出してきては聴き比べなどして盛り上がってました。

酒は美味い焼酎が置いてあって、ロックでチビチビと2、3杯飲んで、夜中の1時半ごろ失礼しました。今のところ私のような客は他にいない様子で、穴場なんじゃないでしょうか。

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2009年8月21日 (金)

MILES DAVIS AND THE MODERN JAZZ GIANTS =PRESTIGE7150=

先日、ヤフオクで、マイルス・デイビスの主題のLPを買いました。

Dscf2334a このレコードは、セロニアス・モンク(p)との遺恨のセッションとか喧嘩セッションとか、いろいろと噂のあるLPですが、聴いて見ると確かに、1曲目にモンクがふてくされたような、ピアノソロを引き始めて、途中でやめてしまった事に、マイルスが促すようなリフを吹いて、それからモンクも突如としてソロを弾いています。

そういうトラブルの一つを、2人の個性の違いと言うか、恐らく2人は相容れない個性の持ち主だったのだろうと思うのですが、ただ演奏のタイミングをモンクが勘違いして、「えっと、今オレのソロだっけ?」と思いながら、弾いているというようでもあります。そういうところも演奏全体としては聴き所といえばそうですが、私的には、モンクもいいし、マイルスもいい。勿論、ミルト・ジャクソンも最高の演奏をしてくれていて、全体が聴き所であると思う名盤の1枚です。

バグス・グルーヴのクリスマス・セッションと同じ時の演奏ですが、日本版のバグス・グルーブと今回の米国盤のこのLPを聴き比べて見ると、どこと無く、後者の方は、音がキレイで音質も良いのですが、どこか、音が薄いのです。明らかに演奏に熱気を感じない、乾いた音がするのです。このLPジャケットの裏側をよく見ると、1989年にリマスタリングされているようで、その時の電子機器の音に少なからず影響され、リマスタリングされたバブル時代の音が織り込まれているような気になります。

どうやら、アナログ盤収集家の間でマスター音源に近いLPとかSP盤を高額で取引されている理由も、なんとなく解るような。

Photo 当時の演奏が生々しく鮮明に残された音源は、もはや手に入れるのがかなり難しい世の中なのかも知れません。いくら、SACDとか何とか高音質を謳ってみても、時代はさかのぼれないということなのかも知れません。

レコード収集の奥の深さを1枚のLPで垣間見た気がします。深みにはまらないように。。。

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2009年8月15日 (土)

LEE WILEY a touch of the blues

昨日から3連休となった2日目の今日、天気もよくて、昨日CDショップで買ったリー・ワイリーのCDを早速、携帯電話に取り込んで、午後から外出。いつもの喫茶店で、リー・ワイリーをリピートで聴きながら、思い思いのことを日記に書いたり、アンプのことを考えたり、のんびりとした時間を過しました。

リー・ワイリーのCD、a touch of the blues。これは1957年のモノラル録音。題名から、ブルース物が多い。黒人歌手かと思ったら、白人ジャズシンガーのようです。なかなか歌の上手な歌手だと思う。ブルースを泥臭くなく、さらりとした洗練された雰囲気でバックのビッグバンドのスイング感溢れる演奏に乗って洒落たブルースを歌っている。音は、バックのバンド演奏のせいもあるが、アルバム全体からくるレトロ感が出ていて、悪くない。

Lee_wiley_a_touch_of_the_blues_2 夜のバーで飲みながらBGMで流れてくるようだと、そのバーはかなり洒落た店だと思う。気軽に一人で入れてそういう洒落た雰囲気で酒を飲める店はないだろうか。

Bluesが元来好きな小生としては、ライブハウスなら知っているんだけど、ジャズを聴くところではないし、ジャズもブルースも聴けるようなバーが近くにあればなあと、思います。

この、リー・ワイリーは1930年代から活躍していたと言うのだから、あのロバート・ジョンソンも活躍していた時代。

なんとなく、その頃の自分が生まれるずっと前から1960年代初頭までの、ブルースやジャズが混沌としていて何でもありで、ごちゃごちゃした、アメリカの自由で洒落た雰囲気にある種、憧憬を持って、その頃の音楽を聴いてしまうのです。

話は変わりますが、今日はそんなことも考えながら、今度はどういうアンプを作ろうかなあと考えているわけですが、6BM8系シングルの単純な3極-5極(3結)の構成だとありふれているし、と3極と5極(3結)の直結アンプの例もあったことを思い出し、自宅に帰ってから調べてみると、MJ2008年1月号にロフチン・ホワイトの作例が載っていたので、意外と簡単そうだし、これにしようかと思っているところです。この回路の仕組みをもう少し理解してから、決めたいと思います。

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2009年6月30日 (火)

KENNY BURRELL ~midnight blue~

今日は一日小雨模様の天気でした。暫く蒸し暑い梅雨の季節。こういうとき休日も外出が減り、家に籠もり気味になりますが、先週末に丁度近くのCDショップのポイント3倍デーがあり、そのCDショップへ立ち寄ってみました。

そこには、丁度良いタイミングでBULE NOTEの人気盤50タイトル1100円と言うキャンペーンがあって、そこで今まであちこち探していたアルバムも廉価で手に入れることが出来ました。

中でも欲しかったのが、これ。JAZZ通の方にはお馴染みとは思いますが、

Kenny_b_2 KENNY BURRELL WITH STANREY TURRENTINE
MAJOR HORREY JR/BILL ENGLISH/RAY BARRETTO

MIDNIGHT BLUE

ブルースをジャズっぽくかっこよく弾くとこんな感じになるんだなあ、という程度にしか表現出来ませんが、スタンリー・タレンタインの潰しの効いたTSとクリアサウンドのケニー・バレルのGrがよくマッチしていて、渋いサウンドを生み出しているようです。ウェス・モンゴメリーのように、ギター1本で分厚いサウンドを熱く聴かせるようなところには及びませんが、ブルージーな雰囲気はタップリです。

この所、仕事の帰りが段々と遅くなりつつあり、なかなか帰ってからじっくりと自分の時間を持ったり、休日に精力的に何かを作るという機会が訪れませんが、風を待つヨットのように、ゆっくりと、その時を待ちたいと思います。その間に、もう少しCDとかLPを漁ってみるかなあ、なんて考えてます。

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2009年6月 6日 (土)

アナログな夜 ~night passage~

今夜は殆ど一日中小雨でした。

仕事がまた忙しくなってきて、というかプロジェクトはず~っと忙しいのですが、マイペースに仕事が出来ずに今週は22時以降の帰宅が多くなりました。まだ今頃仕事しているメンバーもいるでしょう。

それはさておき、今夜はちょっと今までとは毛色の違うJAZZです。今まで好んで聴いていたJAZZは1950年代から'60年代初頭のバップ、ハードバップの時期に名盤として聴かれ続けているアルバムや、その時のミュージシャンの物が多かったのですが、今夜のは、自分の学生時代にリアルタイムに聴いていたJAZZです。

Weather_report_night_passage Weather Report Night Passageです。

ウェザー・リポートの1980年リリースのアルバムですが、当初はこのアルバムより、「Heavy Weather」の方を良く聴いていたと思いますが、LPが実家に無かったことを考えると、レンタル・レコード店で借りてきてテープへダビングして聞いていたのでしょう。

「Heavy Weather」の方は、Weather Reportの金字塔と言えるアルバムで、全曲ガンガンに気合の入った名曲揃いの1枚だったと記憶しています。その内CDかLPを手に入れたいと思います。

Night PassageはA面1曲目のNight PassageとB面1曲目のRockin' In Rhyhmが聴き所でしょう。ジョー・サビヌル(kb)とジャコ・パストリアス(b)、それからウェイン・ショーター(sax)の3人の天才が奏でる音楽は、なんともいえない不思議な世界に連れて行かれるような音楽です。原始の地球を感じさせるところもあるし、未来的で幻想的な音でもあります。

はっきり言って、Heavy Weatherの方が、当時のインパクトが強くて、逆にこちらの方は、余り覚えていませんでした。まあ、それはそれで、改めて新鮮な気持ちで聴けるというもの。

夜中に聴くのは余り無かったですが、これからは時々聴くこともあるでしょう。

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2009年5月31日 (日)

アナログな夜 ~BAGS GROOVE~

週末の雨が今日になって一休みしたのか朝から良い爽やかな良い天気、午後から曇りになりましたが、穏やかな一日でした。

この所、就寝時間がだいたい23時過ぎで0時には眠りに付いている生活をしているのですが、そうするとなぜか朝の4時半頃には目が覚めます。でも体は眠いのか半眠状態で意識だけがいろいろと考えをめぐらせ始めます。夜明け頃まで、そういう時間をうつらうつらしながら、寝返りを何度か打ちながら過すのですが、以前までは眠れない焦りと、仕事のことをネガティブに考えたりして冷や汗や吐き気までする苦痛の時間帯だったのが、そういう時間にも順応してきたのか、何か半眠のそういう状態が、気持ちの良い時間になってきました。

それはさておき、最近のアナログレコードでお気に入りになっているのが、まあこれも名盤のひとつですので、お馴染ですが、マイルス・デイヴィスのPRESTIGE時代の「BAGS GROOVE」です。ジャケットが緑地に黄色と白の大きな字で、BAGS GROOVE~と描かれていますので、ジャケットも目立ちます。
BAGSというのは、バイブラフォンの名手ミルト・ジャクソンの愛称で、タイトルの通りグルーヴ感一杯のブルージーなバイブを聴かせてくれます。

A面にはタイトル曲のBAGS GROOVEが2Take収録されていますが、2Takeとも甲乙つけがたいGoodな演奏です。この2Takeにはマイルスとセロニアス・モンクのいわくが付いています。マイルスが吹いている時にはモンクのバッキングが入りません。そのため、マイルスとモンクが仲が悪いのだという噂のあるといういわくです。しかしただ単に、モンクがバッキングをするとその個性が強いために、自分のペースで吹きにくいからモンクに入れないでくれ、とマイルスが頼んだとか。ミルト・ジャクソンのソロの時にはモンクがバッキングを入れているので、ミルトはさほど気にならないのでしょう。そういうところも面白いですな。

それほど個性の強いマイルスとモンクの2人がいて曲全体としては、こんな面白い曲は他にないというか、何度聴いても飽きない味のある曲に仕上がっていると言うのが、すごいなあと感心します。

B面はホレス・シルバー(p)とソニー・ロリンズ(ts)が入ってよりファンキーに所謂バップからハード・バップという時代の代表的なセッションになっています。1954年の録音にしては音が良いし、特にファンキーなシルバーと若いロリンズがいいなあ、と感じます。

今夜はソファーに寝そべって、アーリー・タイムスのロックをチビチビやり、BAGS GROOVEを聴きながら、眠気が訪れるのを待とうと思います。

Dscf2271 ところで、最近はこんな感じで2セットのシステムを並べて、その時の気分で音楽を聴いています。ソースは全て自作プリの方へ入れてセレクターでPHONO、CD、TUNER、AUXを選択しますが、RECモニターのラインをサブシステムのプリアンプSV-3の入力へ繋いでいるので、SV-3でもPHONO EQを通した入力が可能となり、サブシステムでもレコードが聴けるようになりました。ただ、今のところシステム・セレクターが無いので、裏のごちゃごちゃした配線を抜き差ししてスピーカーとアンプの繋ぎ替えをやっています。

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2009年5月22日 (金)

ELLA Songs in a mellow mood

相変わらず、仕事も忙しく、ついていくのが大変。気力は依然、低空飛行の状態で何とか飛んでいるものの、ちょっとした事でへこたれたり、不眠になりがち。

そういうわけで、ブログも書くのをサボっていたわけですが、気分転換にもなるし気を紛らすのには良いので、書き続けようと思います。

今日は、タイトルの通り、エラ・フィッツジェラルドのアルバム、Songs in a mellow moodの話です。この3月に閉店となった中古レコード店で購入したLPですが、今のところ、エラのアルバムでバラード系のものとしては、ベストと言える出来ではないかと思います。エラといったら、ステージで豪快なスキャットを歌い聴衆を湧かせる、というものも良いですが、これは、スタジオでピアノ伴奏のみで歌っています。ピアノ伴奏はELLIS LARKINSと言う人で、私は知りませんでしたが、ライナーノーツを読むと、ボーカルの伴奏に秀でたピアニストとありました。

スタンダードのバラードを集めた選曲になっていますが、丁寧に感情を込めてしっとりと、時に非常にスケールの大きなボーカルを聴かせてくれます。

Ella_songs_in_a_mellow_mood_3 特にB面2曲に入っているお馴染みの”スターダスト”は絶品ですね。1番では丁寧な歌唱、2番は伸びやかなアドリブも聴かせてくれます。

Sometime I Wonder why I spend the lonely night
dreaming of a song The melody haunts my reverie ~

残念ながら、近所の中古レコード店は閉店となりましたが、まだまだ持っているレコードの数も少ないので、何かと出かけることの多い東京でよい店を探してみることにします。
あ、そうかネット通販も当然あるでしょう。

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2009年3月20日 (金)

KELLYつながりで~HANK MOBLEY SOUL STATION~

朝から暖かい日。今週から仕事に復帰して、職場で4ヶ月のブランクを埋めるべく、溜まったメールの整理とか顔見知りのところに雑談に行ったり、チームのミーティングに参加して雰囲気を見たりして、これといった仕事を始めるでもなく、雑然とした状況を見て過した週となりました。定時には帰宅の途に着いて、すっかり明るくなった夕暮れの時間に帰宅するような調子で、スロー・スタートで復帰しました。

今週は、1枚中古CDを購入しました。またまたウイントン・ケリーつながりですが、マイルスの「SOMEDAY MY PRINCE ~」で発見した、ハンク・モブレーですが、そのハンクがBLUE NOTEに最初にレコーディングしたリーダ作となる”SOUL STATION”です。

Hank_moblay_soul_station 紙ジャケCDで当時の録音も良いのでしょうが、CDそのものの音質も良好で、中古CDでも1500円位はしたでしょうか。

聞く所によると、ハンク・モブレーは全般的に柔らかなトーンで吹くテナー奏者で、スタン・ゲッツのように甘くなりすぎず、ソニーやコルトレーンのようにハードに吹きすぎないという中庸をいくテナー奏者らしいです。次々に連ねられるフレーズはブルージーでありファンキーなもので、ハード・バッパー代表選手と言えるテナー奏者です。
このCDを聴いて見ると、演奏そのものは、いやあ参った!と言わざるを得ないすばらしいものですね。1曲目から前置き無しでいきなりハンクがテーマを吹き始める”REMEMBER”から、「おおー、いいねえ」とうならざるを得ません。ソフトで明るく朗々と奏でられるテナーの心地よさと、明るく跳ねるウィントン・ケリーのピアノ・ソロが最高に良い雰囲気を醸し出しています。全部で6曲、ブルースありバラードあり、全てにわたりかっこよくて、しかもリラックスして演奏されているためか、聴いているほうも自ずと力が抜けてきて気持ちよくなってきます。しかもそれだけではなく、ドラムにアート・ブレイキーのオヤジさん。タイトなドラミングでしっかりとハード・バップとして緩め過ぎないよう絞めてます。
これは、ソニー・ロリンズの名盤”サキ・コロ”と比べても決して劣らない内容だと思います。ハード・バッパーここにありと言うべきハンク・モブレーの代表作でしょうね。

このほかにハンク・モブレーはBLUE NOTEに何作か続けて録音しているので、そちらも聴いてみたくなりました。何れもキーマンはウィントン・ケリーですね。そちらも楽しみです。

今週末は3連休。中古レコード屋も出入りして、自宅で真空管アンプを弄ったりしながらゆっくりとJAZZを聴く、そんなのんびりな連休にしたいです。

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2009年3月10日 (火)

KELLYつながりで~NEWK’S TIME~

今日は朝から晴天。しかし世の中景気は最低と言うべきでしょうか。日経平均は底なしの状態で、株資産は昨年に比べ半減。損切りを躊躇った挙句に僅かではありますが暫く塩漬け。その上、一部は無配に。なんとかして欲しいと思いつつ、3月で我が街唯一のレコード店も弊店。閉店セールで全品50%となった先週土曜日には、朝から店内が大変な賑わいになっていました。まだまだレコードを聴く人たちがいるのは嬉しい限りですが、店が閉店になりこれからはレコードを購入するのも東京へ出るかネットで求めるしかないようです。

前置きはさておき、この所自分的に入れ込んでいるWynton Kellyですが、ケリー続きでまたケリーがバックでやっているアルバムを1枚聴きなおしてみました。

Newks_time お気に入りのウィントン・ケリーがバックでやはりお気に入りのテナー奏者ソニー・ロリンズのアルバムということで、BLUE NOTEからリリースされたNEWK'S TIMEを聴き直してみました。
このアルバムでは、ソニーの自由奔放なアドリブと豪快なブローが聴き所ですが、ウィントン・ケリーのピアノも見逃せません。
2曲目のASIATIC RAESはケニー・ドーハムの名盤「静かなるケニー」の1曲目にある「蓮の花」と同一曲ですが、この曲では、ソニーのソロの後、ケリーも馴染みのケリー節でリズミカルにに飛ばしています。その後フィリー・ジョーのドラムソロを経てテーマでソニーが締め括っています。

4曲目のTHE SURRY WITH THE FRINGE ON TOPと言う曲では、ピアノレスで、殆どdrのフィリー・ジョー・ジョーンズとの絡みだけで吹き上げています。
5曲目はソニーがフィリー・ジョーのために書いた曲と思われるBLUES FOR PHILLYで、よりリラックスした軽快なリズムとメロディアスなテーマを吹いています。半ばで入ってくるケリーのソロも小気味良くファンキーで洒落たメロディを奏でてくれます。
6曲目はミディアムテンポでリラックスした感じのバラードをソニーが雰囲気よく歌い上げ、ケリーはいつもの弾み気味のタッチを抑え気味にメロディアスで魅力的なソロを展開しています。

全般に、ソニー・ロリンズのサキソフォン・コロッサスよりアドリブには陰りのあるトーンで吹いているところもありますが、次々に湧き出してくるフレーズには圧倒される力強さと自身がみなぎっていて、そのエネルギー感が好きです。何回聴いても良いですね。

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2009年3月 7日 (土)

KELLYつながりで~MILES DAVIS SOMEDAY MY PRINCE~

今週の初めに、オークションでLPの出品をざっと見ていると、1枚目に留まったので、ウォッチリストへ入れて様子を見ていたのが、マイルス・デイビスの「Someday My Prince Will Come」という名盤。スタートが1000円からでしたが、アメリカのオリジナル盤ということ。

今日になって見てみると、いつの間にかその盤はなんと2万円をオーバーしていました。既に手の届くところに無いので、あっさり諦めです。オリジナル盤なんぞには手を出しちゃいかんのですよ。今週末の閉店セールで50%オフのLPを頑張って漁るのだ。

ところで、先の「Someday My Prince Will Come」は、Wynton Kellyつながりで、この所話が続いているのです。このアルバムをレンタルCD屋で見つけたので、即借りてきて、CD-Rに焼きなおして、聴いて見ました。

Miles_davis_some_day_my_prince ジャケットのこの女性、マイルスの奥さん?だったっけ。なんか愛くるしくて良いじゃあないですか。

このCDでは、1曲目のタイトル曲である「Someday~」が最後の8曲目に別テイクとして入っています。どこが違うかというと、1曲目は後半のコルトレーンのソロが入っていて、別テイクの方は、コルトレーンなしです。

このアルバム自体、バップとモードが入り混じったというかモードに移行しつつある流れを感じさせる出来になっていることではないでしょうか。

全体からして、メンバーはお気に入りのWynton Kellyがピアノということと、以外にもハンク・モブレーが良い味を出しているところが発見できて良かったです。やはりケリーが要所で入ってきてとても良い感じなんですな~。マイルスのソロのところでは、合間にちょっとしたリフでアクセントをつけたり、裏に廻ってコードをキープしたり、ベースとの絡みも見せてくれます。なんといっても、ケリーのソロでは、ケリー節が随所で出てきますので、私的にはケリー中心で聴いてしまいます。それに加えて、ハンク・モブレーが温かみのある吹き方をしていて、気持ちよくなりますね。反面、コルトレーンはこのアルバムでははっきり言って不要です。このアルバムはバップで良いのです。モードを持ち込んで、シーツ・オブ何とかという奏法で延々とソロをやらないで良いのです。そういうトライは自分のアルバムでやって頂戴。

1曲目、「Someday~」は、ケリーの前奏からマイルス(ミュート)がテーマからソロへ。ケリーが裏でコードをサポートしながら、時折短いリフを入れてアクセントを付ける。drはブラシで静かにリズムを刻む。ハンク・モブレーが短いソロを取る。温もりのある優しい音。drはトップシンバルに切り替えてアクセントを付ける。その後、ケリーのソロ。いかにもケリーここにあり、リズミカルに歌う。そしてマイルスのソロでテーマに戻した後、コルトレーンのソロ。まあまあだが、やはり好きになれない単調なソロ。マイルスが再びテーマに戻してケリーのソロ。一旦、フェードアウトするかと思いきや再びゆらゆらと燃え上がるように美しい旋律で締める。

5曲目のTeoはもろにモード。この曲でもコルトレーンは中ほどでソロを吹いています、しゃがれ声で長々としたソロを吹きまくる。ここでもうるさいなあ、と感じる。早くやめて!と心の中で叫んでしまう。マイルスに戻った時の安堵感がたまりません。

7曲目のBules no.2という曲もモードなのでしょうが、今度はハンク・モブレーがモードなんか吹けっかよ、オレはバップでいくもんネ。というような声でも聞こえてきそうな吹きっぷり。やっぱりバップでしょうそれは。でも、それで良いのだ。

総じて、このアルバム大好きになりました。コルトレーンが?な所もありますが、そんな些細な事を帳消しにする名盤です。今まで聴いてきたマイルスのアルバムでは私的には3本の指に入ります。

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2009年2月28日 (土)

アナログな夜 ~WYNTON KELLY UNDILUTED~

今日は朝から冷たい雨が一日中降っていました。山間はみぞれになったようで、自宅でも冷え込んだので、ガスファンヒーターを殆どつけっぱなしでした。今月のガス代がバカにならないだろうなと思うと、暖冬で良いから早く暖かくなって欲しい、せめて陽射しが欲しい、と願ってしまいます。

今夜は寒いので、早く寝ようと思ったのですが、やはり夜の11時台が一番目が冴えて眠るどころじゃあありません。家族が寝静まる時間でもあり、静かに音楽を聴きながら、あと小一時間自然に眠気が来るまでの間、自分の時間に浸りながら楽しもうってもんです。

前置きが長くなりましたが、今日聴いたレコード(LP)もウィントン・ケリーです。やはり独特の節回し、小気味良いケリー節はネアカで聞いていて気持ちが良いもんです。

アルバムのタイトルは、”UNDILUTED”。直訳すると「純粋な」とか「混じりっ気無し」という意味のようです。混じりっ気無しにケリーそものもと言いたいのでしょうか。

Wynton_kelly_undiluted_2  ”UNDILUDED” The Wyonton Kelly Trio  (Verve;MV4009)

 Wynton Kelly    ;piano
 Paul Chambers ;bass
 Jimmy Cobb      ;drums

SIDE A:
1.Bobo
 カリプソ調でこの曲だけフルートを入れたカルテットになっています。とても楽しい軽快な曲です。

2.Swing 'Till The Girls Come Home
 中庸なテンポからケリーのソロでSwingして、Paulのソロが良いです。その後再びケリー節が続いた後Paulとのユニゾンでテーマを奏でて終わります。3人の息がぴったり合った軽快な曲。

3.My Ship
 美しいバラード。しっとりとリリカルに歌い上げるように滑らかに弾くケリー。こういうバラードを美しく弾きこなせるというのも優れたジャズ・ピアニストの条件ですね。レイ・ブライアント、レッド・ガーランド、ビル・エバンス然りです。

4.Out Front
 どちらかと言うとマイルスの「マイルストーンズ」のようなモーダルな曲。ケリーはシングルトーンでテンポ良く走ります。Jimmy Cobbのソロもお見事。終わりはケリーのブロックコードでテーマを弾いています。

SIDE B:
1.Never
 リズミカルで美しいボサノバ調の曲。ただケリーは美しく弾くだけでなく、やはりケリー節で小気味良くはじけてます。

2.Blues on Purpous
 Paulとケリーの掛け合いからテーマへ。ケリーがソロを取って、ケリー節炸裂! 3人ともエキサイトしていて熱い。Paulのテーマとケリーのブロックコードで終わり。お見事!

3.If You Could See Me Now
 メロディアスでゴージャス感を醸し出しているバラード。

4.Six-Eight
 Jimmyのブラシでハイハットでテンポを刻んでケリーと掛け合い、Paulがユニゾンでケリーとテーマを奏でる。ここも3人の息がピッタリ合っている。やはり軽快なケリー節が炸裂して、Paulのソロを挟み最後は、Paulとケリーがユニゾンでテーマを奏でて終わり。

とにかくピアノトリオとして、これ以上を望むのは贅沢というもの。このアルバムがアナログだけで、CDで見つからなかったのは、非常に残念です。これも名盤だと思うのになあ。

CDでウィントン・ケリー・トリオを堪能できるCDがあったかなあ。ちょっとAmazonを調べてみます。

以前紹介した”WYNTON KELLY !”と”KELLY AT MIDNIGHT”はCD化されているようです。
あとは、リー・モーガン(tp)が入った”KELLY GREAT”とか、”KELLY BLUE”とかもありますね。、”KELLY BLUE”は2曲目の「朝日の如く爽やかに」は名曲です。

そろそろ0時も過ぎたことだし、寝るとしますか。

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2009年2月25日 (水)

アナログな夜 ~WYNTON KELLY!~

昨夜に引き続き、今夜もアナログづいています。

今夜は、お気に入りのピアニスト、ウィントン・ケリーのトリオ版を掛けています。
タイトルは、”WYNTON KELLY”そのままで、ジャケットはKELLY!と!が大きくデザインされて、ケリーの顔写真が!の点に載っています。ジャケからしておしゃれで、好きなアルバムです。

41fe6kz9g3l__ss500_ Amazonから拝借したジャケットの写真ですが、LPジャケもこのデザインです。KELLYの文字の下には、メンバーの名前と曲目が記されています。

やはり、初期のVee-Jayレーベルで、1961年6月の録音となっています。

面倒なので曲目の紹介は省略しますが、JAZZでピアノ・トリオを聴くなら、ウィントン・ケリー・トリオを聴け、ウィントン・ケリーを聴くなら、この”WYNTON KELLY”を聴け、というぐらい、これこそ、ジャズらしいジャズ、ピアノ・トリオらしいピアノ・トリオという気がします。

A面は、スタンダード中心に、B面はオリジナルとスタンダードを織り交ぜています。A面には、名曲”枯葉”をウィントンならではの軽快なタッチでありながら、しっとりとした湿り気のある、叙情的な歌心というかブルース味というか、ファンキーな香りがするというのか、とにかく、その音色にとろけます。
B面は、1曲目とラストの4曲目がアップテンポで、2曲目がミディアムテンポのブルース、3曲目が、ブルース味を消してスローなバラードをメロディアスに歌い上げています。

オーディオ的な聴き方をすると、LPなんかは、直ぐに静電気でホコリが付いて、プチプチとノイズが出るし、音質のクリアネスとかダイナミックレンジとかは最新録音のCDには適いません。オーディオ・テストをするなら、最新録音のCDを聴きますが、それでもこういうLPを真空管アンプで鳴らしてこそ、CDにはない美味しいところを取り出せるのではという期待を込めて、今日も真空管アンプで鳴らしています。

ところで、真空管アンプというと、ちょっと最近どうも300Bのシングルが聴きたくて仕方がありません。気軽に聴かせてもらえるショップなんかは秋葉に行けばあるとは思いますが、近場に無いかなあと、探していたら、こんなところが。Valves' Worldsさんのユーザさんのリスニングルームにお邪魔できるなんて事になっているじゃあないですか。
アナログも聴けるのかなあ。聞いてみよっと。

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2009年2月24日 (火)

アナログな夜 ~Bags meets Wes~

今日は、朝から冷たい雨が降り、気温も下がって真冬並みの天候となりました。今週は曇りがちで寒い1週間となりそうです。

先週末、街の中古レコード店へ寄るとセールをやっていました。閉店セールとの事で、我が街からレコード店が無くなくなってしまうのは、寂しい限りです。これからは、LP探しに東京へ出向かないといけなくなりそうです。

セールは、全点30%OFFだそうで、早速に少ない手持ちながら、1枚のLPを購入しました。

今夜は、そのLPを掛けています。

51azuper9ml__ss500__2 ここに用いたジャケットデザインは、CDの物ですが、左端の文字が無いだけで、デザインはLPも同じ物です。

”Bags meets Wes”というアルバムで、バイブラフォンのミルト・ジャクソンとギターのウェス・モンゴメリーという2人の巨人の競演という珍しい組み合わせです。それに、リズム隊が、Wynton Kelly(p)、Sam Jones(b)、Philly Joe Jones(dr)という豪華メンバー。ベースがポール・チェンバースでなくて、サム・ジョーンズというところが、ウィントン・ケリー・トリオですな。

レーベルは、RIVERSIDE、レコードのシリアルはSMJ-6058(SRS-6019)。1961.9.18録音(stereo)です。

 A-1.S.K.J (Milt Jackson)
 A-2.STABLE METES (Benny Golson)
 A-3.STAIRWAY TO THE STARS (Malneck-Signorelli-Pasish)
 A-4.BLUE ROZ (Wes Montgomery)

 B-1.SAM SACK (Milt Jackson)
 B-2.JINGLES (Wes Montgomery)
 B-3.DELILAH (Victor Young)

内容は文句なしに良いですね。MiltのバイブとWesのギター。掛け合いあり、ソロで競うところあり、ユニゾンで突っ走るとことあり、お互いの多彩なテクニックと、ブルース感覚溢れる持ち味を出して、聴いていて気持ちよくなります。
特に、B-2だったかな、ふとあのルパン3世のテーマに近い雰囲気を思い起こさせてくれ、思わずニンマリ。というのは、私だけでしょうか。

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2009年2月17日 (火)

”Groovy”を聴く夜

今夜は、レッド・ガーランドの名盤、というよりJAZZのピアノトリオ物の中での名盤といえる”Groovy”をCDで掛けています。

くぐもったレッド・ガーランドのピアノが静かに薄暗いリビングに響いています。時折、きらりとしたタッチを覗かせながら淡々としたピアノソロが流れています。その裏ではポール・チェンバースのベースが、抑揚のある乗りの良い太いビートを効かせたベースランを奏でています。アートテイラーは、ブラシでスネアドラムをなぜながら調子をとっていきます。

いつも聴いているレッド・ガーランド・トリオですが、聞き飽きるということがありません。とても良くまとまったバンドであり、緊張感よりも寛いだ雰囲気を湛えてくれます。ここにマイルスが入って、柔らかなミュートが加わって、いくつもの名演奏が繰り広げられました。マイルスは自分が持っている危うさとか緊張感とのバランスを美味くこのバンドに調和させて名演奏を生み出したのかも知れません。また、本当にこのバンドで演奏することがマイルスにとってはリラックスして心和やかに演奏できたのかも知れません。

マイルスのアルバムでは、そういうわけで、レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズのトリオと一緒にやっている所謂第一期黄金時代物を良く聴きます。また、もう少し後になり若きウィントン・ケリーが参加している物も好んでLPを探しています。

ところで、先週末から異常に温かくなり、外を歩いていると汗ばむ陽気になっていますが、同時に花粉も飛び始めた様子。窓を開けられなくなりました。
毎日、花粉症の薬を飲み、マスクをして外出、頭は薬のせいか、陽気のせいかボーっとして一日中眠たげな空気を吸ったり吐いたりすることになっています。当然鼻詰まりでマスクの内側で湿り気のある息を吸うことになります。やだ、やだ、早くこの季節が終わってくれることを望むばかりです。

明日から冬の寒さに逆戻りとこのと。
この上、風邪を引かないように厚手のセータを着るようにしようっと。

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2009年2月13日 (金)

荒れた夜 ~ケイコ・リー・シングズ・スーパー・スタンダーズ~

今夜は嵐が通過していて、荒れた夜です。外は強風でざわめいています。

寝る前に、バレンタインデーに因んでというわけではないですが、バレンタインの12年をロックでチビチビやりながら、”ケイコ・リー・シングズ・スーパー・スタンダーズ”というCDを聴いています。

自作プリもTUNG-SOLの6L6GC-STRにしたパワーアンプも十分に暖まっていますので、それなりに音量を上げてやれば、豊かな響きが堪能できるのですが、今は深夜。トーンコントロールで少し低域を盛り上げて、静かに聴いています。

Photo

今まで余り聴きませんでしたが、ケイコ・リーという人は低域の厚みで聴かせるタイプ。低音でややハスキーで色気があり静かに歌い上げているし、曲目もスタンダード集でポピュラーもあるのですが、なんと言うのか、この人の歌になっていますね。

最近というか6L6GC-STRにしてからややケイコ・リーにハマリ気味です。声の厚みと響きが良く出て、バックのギターがこれまたとろとろで良い感じ。気持ちいいですね~。

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2009年2月 2日 (月)

STAN GETZ plays

今晩は、シーバスリーガルの12年物のロックを2杯目をやりながら、STAN GETTZ playsを聴いています。

Stan_gettz_plays まあ、スタン・ゲッツのアルバムとしては代表的なものなので、名盤という中に入るのでしょうから、どうこう言う必要は無いと思いますが、このアルバムを通して感じたのが、スタン・ゲッツという人、白人だからというわけではないと思いますが、アルト・サックスを吹くようにテナーを吹いていますね。それにしてもソフトリー。決して低域でテナーのブローを吹きません。高域でソフトさを生かしてサラサラと軽々と様々なフレーズをこなしています。これはこれは恐れ入りました。

それと、ギターJimmy Raneyという人とユニゾンでフィニッシュしたりするところや、Duke Jordanのピアノのソロのところが、良いじゃないの。ぼうっと聴いているのもそれなりのBGMとして楽しめますが、じっくりかみ締めて聴いても味のあるプレイですな。ホント。後半のボーナストラックはベテランドラマーMAX Roachが入った別セッションですが、なんとなく、マックスに煽られても、ソニーと違って俺はこういうスタイルだもんね。と、言わんばかりに、あくまでもテナーをブローしないでアルトのように爽やかに吹いているように聴こえます。

今は、作りたてのプリアンプの慣らしを兼ねながらの音出しですが、ALL TESLAから、今度はバッファーAMP部を松下ナショナル6DJ8にして、TC部をTESLA E88CCにしてみました。こうすると、トーン・コントロール回路のバイパス時(TC回路スルー)とどう違いが聞き比べできます。CDで聴く限り、バッファアンプ1段と、バッファアンプ+TC回路経由の比較ということになります。TC回路にもTESLA E88CCのSRPPバッファーがありますので、BYPASSとTC経由では音色が異なってきます。TCありと無しで松下ナショナル6DJ8と、TESLA E88CCの違いともいえるものが出てきます。

松下のみ(バッファー1段のみ)の場合は、非常に無色透明です。まるで何もしていないかのようです。これでは少し寂しい感じもしますが、逆に言うと、非常に高精度の増幅をしているといえます。少し音量を上げてTCを使わない時には、クリアで素直な音が好まれます。

TC回路とTESLA E88CCを加えた場合はどうかというと、小音量で色気を加えた音を出したい場合に、TrebleとBassを少し大きめにしてやるとE88CCの中低域の厚みとコクが加わって、非常に余韻があって色気のある生きた音に変身します。深夜は、こういう設定を好んで使っています。

TC回路を設けて音質劣化を懸念していましたが、そんなことも無く、使いこなしで、非常に効果的に生きた音が再生できて、楽しいです。

それにしてもゲッツも良いですね。もう数枚持っておいて損は無いかも。

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2008年11月27日 (木)

SEAS 2Wayスピーカの製作 ~調整その1~

ここ暫く、自宅療養を言い渡されている身なので、自分の時間をゆっくりと過せます。

家人が外出している時には、リビングオーディオも音量を上げて色々なCDやレコードを楽しむことが出来ます。
その中で、前から気になっていた自作スピーカのSEAS 2way、じっくり聴いて見ました。
 WF:SEAS CA18RNX/H1215
 TW:SEAS 22TAF/G/H1283
 15Lバスレフ
 クロスオーバ 2.8kHz

作りは、15mm厚スーパーシナアピトン合板MAKIZOUカットで精密加工された板材で製作していますので、しっかりしています。

音質はというと、この所の乾燥、エージングで低域の歯切れ、分解が良くなってきましたが、どうも前から気になっていた中域がやかましい感じで、音量を上げるとうるさく感じて聴いていて気持ちよく音楽に浸れません。
真空管アンプの真空管を変えてみたり、アンプを替えてみたりで、色々と試した結果、何れも同様の傾向となったので、やっぱり作りっぱなしで無調整のスピーカーのせいであろうと見当を付けています。

因みに、6db/octというネットワーク、ウーハーに対してツイータを正相接続するのが一般的ですが、SEAS 2wayを作った時は逆相接続にしていました。正相にするか逆相にするかウーハーとツイータのクロスのさせ方や、ユニットの奥行きの関係も重要と記述されているものがあるし、明確にどちらが正解とは言えず、正確な測定をすることも出来ないので耳で聴いて確認するしかないようです。
そういえば、正相接続にして聴いてみたことがないなあ。ということで、早速ウーハーを取り外して、スピーカーBOXの中に手を突っ込んで、ネットワークのツイーターの接続を正相に変更。
結果はというと、大正解。中域のきつさが取れてバランスの良い滑らかな音に大変身!音量を上げても全然うるさくなく、聴いているうちに寝てしまうほど音楽に浸りきれるようになりました。

しかし、まだまだ調整が甘いなあと思うところもあり、そろそろネットワークを調整しようかと思案していますが、C/Rの調整をしたり、ツイーターのアッテネータを少し下げようか、などなど。ネットワークを調整するというよりは、もう一組製作するのも余り製作費用も代わりが無いので、バージョン2としては今回も6db/octでC/Rを調整、クロスオーバーやATT調整、位相補正回路を組んでカットアンドトライで行ってみたいと思います。測定器なしで耳だよりの調整なので、行きつ戻りつとなるでしょうが、まあ時間も出来たことだし、ぼちぼち手がけます。

また、現時点ではSPのバイディング・ポスト(SPターミナルといった方が馴染みがありますが)を1ペアとしていますが、今流行のバイアンプ可能とするようにもう1対増やして、TW用とWF用に2対のバイディング・ポストを立てることにしたいと思います。

昨日は、中古レコード屋でCDを購入。これを中心に聴きこんでいます。

4100tvde3tl__sl500_aa240__2  Ray Bryant Trio

  RAY BRYANT(P), IKE ISAACS(B), SPECS WRIGHT(DR)
  PRESTIGE LP 7098/April,5,1957

1. Golden Earrings 
2. Angel Eyes 
3. Blues Changes 
4. Splittin' 
5. Django 
6. Thrill Is Gone 
7. Daahoud 
8. Sonar

レイ・ブライアントというピアニスト。RAY BRYANT PLAYS ;TOCJ-6810というCDもお気に入りの1枚ですが、上記のCDはこれまたブライアントのピアノプレイが前面に出ていて、この人のピアノスタイルが良く分かるアルバム。もっとファンキーでブルースをガンガン弾きまくるような人かと思ってましたが、意外と叙情的なタッチで、とてもリラックスして聴けます。難を言うと、ベースがブンブンでかい音出し過ぎかな。
このCDもLPで聴いて見たいなあと。お気に入りがまたひとつ増えました。

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2008年11月24日 (月)

THIS HERE IS BOBBY TIMMONS

最近はまっているJAZZのアナログレコード(LP)。
今日の一枚は、38歳の若さで亡くなったファンキーJAZZピアニストBOBBY TIMMONSのリーダー作、THIS HERE。

BOBBY TIMMMONSといえば、アートブレーキー・JAZZメッセンジャーズ、そしてその代表曲のモーニンを作曲した人物。
THIS HERE、MOANIN'、DAT DEREの3曲が特に彼の代表曲として有名ですが、個人的には、このアルバムのB面2曲目のMy Funny Valentineが一番好きです。出だしはファンキーピアニストと言われるイメージとはらしくないクラシック的で繊細なメロディを奏でながら、中盤からシンコペーションを加えてブルース的なリズムに変わり、サム・ジョーンズのベースのさりげないサポートも効果的で、とてもかっこよく展開していきます。

BOBBY TIMMONSは早や弾きもやっていますが、右手一本という感じで、オスカーピーターソンのような左手のコードの展開はイマイチ。せめてレイ・ブライアントのベースランニングを入れるとかウィントンケリーのようなテクニックがあればなあ、というのは望むべくもない願い。
でもミディアムテンポのMy Funny Valentineは愛すべき1曲となりました。ほんとに良い曲を見つけて、今日は良い一日になりました。

Dscf1952
BOBBY TIMMONSを6L6GC-ULPPアンプとSEAS 2Wayで聴いているところ。SEASの上に乗っかっているのは、kitLS3/5Aで、クラシック系を聴く時につなぎ替えて聴いています。

JAZZは、6L6系が良いですね、7581Aも良いですが、7581Aは少し休ませてSOVTEK 5881/6L6WGCをこき使っています。繊細さはEL34に一歩譲りますが、なかなかメリハリもあるし、良い感じの余韻も感じられるし、優秀な球です。なんせこのSOVTEKの球は1本1500円。RCAのブラックプレートのNOSなんか1本1万円以上だとか。そこまで拘りはありません。

値段で判断するより、じっくりエージングして育てたり、コンデンサーを変えてみたりで、自分の音に追い込んで使いこなす楽しみこそ、オーディオだと考えます。高級品をちりばめたシステムは、機械に頼りすぎて自分の耳で確かめずに、高いものは良い音がするものだと鵜呑みにしやすいので、嫌いです。なるべく自分で作れるか、改造しながら追い込んでいくようなオーディオの楽しみ方をしたいですね。

因みに、LPを聴くのにせっかくだからディスク・スタビライザーを買いました。

Dscf1951 Audio-tecticaのディスクス・タビライザーAT618というやつで、約600gとなかなか重量があり、しっかりとレコード盤を押さえ込みます。音質ははっきりとはわからないですが、心なしか音の芯が出るような、しっかり感が出てくるような気がします。
まあ、心理的効果というヤツかも知れませんが。レコードがぐらつかないので、ないより役には立っているのでしょう。

レコードをターンテーブルに据えて、スタビライザーを置き、時にはクリーナーで埃取りををしてから静かに針を落とす。そんな儀式も楽しみの一つ。

ところで、もう直ぐボーナス。アナログにはまり始めて、何かと欲しいものが増えて、どうしようかと思案に困ります。予算は10万程度として、カートリッジ、フォノイコ付きプリアンプ、それともCDトランスポーターとD/Aコンバータ(SC-192S)、などなど。

CD系は諦めて、アナログ路線にしようかと思っていますが、適当なプリが見つからない。本当に欲しいのは、Valvs's Wirldのhttp://www2u.biglobe.ne.jp/~tossie/KNK-Pre.htmlくらいかな。現在のSANSUIのプリメインアンプAU-D607FEXのPHONO EQだけ通して使っているのはなんか勿体無いし。D607FのSP出力からだと真空管のプリとパワーを通すのに比べると、スピーカーの追い込みも足りないといった問題を差し引いても、明らかに線が細く、つまらないです。

あとは、カートリッジ・シェルのリード線交換をして見ようかな。PHONOケーブルを交換して見ようかな、などなど。。。

ところで、サンバレーキット屋の新製品樽プリ(SV-20D)は、PHONO EQ付きで6DJ8の低電圧駆動と伺っていたので、大いに期待してましたが、PHONO EQは半導体だったのでがっかり。リモコンユニットはんかは要らないので、オール真空管か、MC昇圧トランスを奢るくらいの拘りを持ってやって欲しかったです。

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2008年11月 3日 (月)

久々の休み ~JAZZ CDを2枚~

昨日の土曜日は久々に仕事は休みで、昼間は街をぶらぶらと散歩をすることに。中古レコード屋やCDショップに立ち寄って、色々と物色。

最近少し気になっていたのが、優秀録音で有名な澤野工房のJAZZ CD。インターネットで澤野工房のHPを見ると全CDの視聴が出来るようになっています。その中から何枚か気になったCDを携帯にメモしておいたのです。
CDショップでメモを見ながら、澤野工房コーナを物色して、1枚購入。

Serge_delaite_trio_2 SERGE DELAITE TRIO  SWINGIN' THREE

ジャケットがなんともオシャレ。大切な人とディナーの後のコーヒーを飲みながらまったりとした時間を過す、そんなときにBGMで流れる軽快で洒落たJAZZ。 というジャケの絵が物語る通りの曲が流れてきます。

3曲目はビル・エバンスのNardis。この曲も暗くならず、あくまでもサラリとしたピアノ。どこかジョー・サンプルのような雰囲気もあるような。

それから、もう1枚。こちらはセールのワゴンから購入。

414jgk5yrxl__ss500__2ELLA FITZGERALD  Ella Swings Lightly

いったいこの人は何枚レコードをリリースしたの?というくらい数え切れないレコードをリリースしているので、どれが良いのか全く分かりませんが、ここはコストパフォーマンスで、20曲1000円というこちらのCDを購入。

でも流石ELLA FITZGERALD。きっとハズレなんか無いんだろうなこの人は。

ところで、最近、SEAS 2WAYの低域に弾力が出てきました。作りたてのぼわ~とした重苦しい感じのする低域の輪郭がはっきりしてきたし、レスポンスが良くなったようで軽く弾むようなベースのノリが聴けるようになってきました。エンクロージャが乾燥してきて響きが良くなってきたように感じます。後はもう少し中高域のピーク感(少しうるさい感じ)が取れてくれれば良いのですが。そろそろネットワークを調整する頃かも知れません。

kitLS3/5Aのバイアンプは試さずじまい。またの機会ということで。
7581A-ULPPアンプは、久々にエースの7581AからJJ EL34に交代してみました。久々に聴くJJ EL34-ULPPは中高域に伸びがあり、響きも良く出ており、これはこれで良いです。SEAS 2WAYの作りたての時に聴いたJJは良くなかったので控えに廻っていましたが、暫くは7581Aを温存してJJ EL34を登板させることにします。

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2008年10月27日 (月)

LPレコード その3 KELLY AT MIDNIGHT

今月も仕事が忙しくてほとんど休みなしでした。1ヶ月で1日休んで体力を回復するのが精一杯。土日はなるべく午前中家にいて家族と過しつつ、LPを聴いたりしてほんのひと時寛ぎの時間に当てています。

先週の土曜日に休みが取れたので、中古レコード店でJAZZのLPを物色することに。そこで見つけたのが、Wynton KellyのKELLY AT MIDNIGHT。ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズとのトリオ。

ウイントン・ケリーはJAZZピアニストの中でレッド・ガーランドと並んでお気に入りのピアニストです。JAZZらしいJAZZであり、スイングしてるし、ネアカだし、リラックスして聴けるところが良いです。
LPのライナーノーツを引用すると、
「ウィントン・ケリーは、もともと、リラックスした、歌にあふれたプレイを得意とするピアニストであり、このようなトリオの形において、彼の本領が発揮されるのである。彼は黒人であり、ファンキーなフィーリングもそなえてはいるが、決してオーバー・ファンクにはならず、さわやかで、リリカルな味を持っている点が、特色でもあり、魅力でもある」と。

ビル・エバンスやキース・ジャレットもお気に入りですが、美しく繊細でありストイックなところがあって、時として神経質であり、演奏にのめり込む姿についていけないときがあります。

Kelly_at_midnight SMJ-7514(SVEJ-7003) Vee Jay(発売元日本ビクター)
「ケリー・アット・ミッドナイト」 1960
ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(dr)
A面
 1.テンペランス Temperance (W.Kelly)
 2.ウィアード・ララバイ Weird Lullaby (B.Gonzales)
B面
 1.オン・ステージ On Stage (R.Stevenson)
 2.スケイティン Skatin' (R.Stevenson)
 3.ポット・ラック Pot Luck (W.Kelly)

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2008年6月16日 (月)

夜のまったりした時間に

仕事で疲れの頭をクールダウンしながら眠気が訪れるのを待つ小一時間、まったりとした音楽を聴くのがいいです。

昨日、そういうのにうってつけのCDを2枚買ってきました。

1枚目は、
Worrisome Heart  MELODY GARDOT

31ufjjgv7cl__sl500_aa180__3 タワー・レコードで1曲目を視聴して即買いしました。少しハスキーで気取りのない自然体でゆったりと歌っていて、落ち着いたボーカルがGood!

「ノラ・ジョーンズのお好きな人へ」とのキャッチ・コピーが貼ってありましたが、ノラ・ジョーンズはカントリー・ブルース、ウェスト・コーストの土の匂いがするのですが、こちらは都会の匂いのする洗練された感じ。バックのサウンドもよりJAZZっぽいです。

2枚目は、
The Neerness of You RED GARLAND

41raq4yg00l__ss500__2 またしても、お気に入りのレッド・ガーランド。

このアルバムは、しっとりとしたバラード、ムーディーな曲で構成されており、夜に静かに聴くのにうってつけです。
レッドのブルージーで洒落たシングルトーンの軽快さとブロックコード厚みの切り替えが効果的で甘くなりすぎず、軽くなりすぎずのバランスが絶妙です。ゆったりとソファーに腰掛けて聴いているうちに、いつの間にか寝てしまいそうな心地よさに包まれます。
特に3曲目の名曲「Where or When~いつかどこかで」は美しいと表現するのがいいと思います。参りました。

しかも1961年の録音にしては鮮度の良いクリアな音がして2度おいしいというものでした。

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2008年4月29日 (火)

Kind Of Blue

4月26日土曜日よりGWが始まりました。暫くは、仕事の疲れを取り除きつつ精神的にも家族と出かけたり子供と遊んだりして仕事頭のアク抜きをしようと思います。
ほんと仕事では孤軍奮闘で追い詰められていたので、GWの後半は仕事することにして何とか建て直しを図りたいと思っています。しかしまあ、ストレスとプレッシャーの掛かった精神状態で休みに入って正常な休暇気分になるまで2日間も掛かってしまいました。夜は疲れていても熟睡できないし、昼間は昼間で風邪気味でぼうっとして眠いし、体のだるさが抜けませんでした。今日、子供と公園の芝生で小一時間サッカーボールを蹴って遊んだことでようやく頭がスッキリとしてきました。

もうひとつ、午前中にひとりで留守番をしている2時間ほどの間に、いつもより大き目の音量でCDを聞くことが出来たこともストレス解消を齎してくれました。
イマイチだと思っていたkit LS3/5Aもセッティングを変えてだいぶ良くなったということで、このスピーカーの特徴を探るべく、いろいろとCDを掛けて見ました。

最初はLSの得意なクラシック、ウィンナー・モーツアルト・アンサンブルの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」ですが、楽器の位置が良く分かるし空気間を感じるしっとりとした音がします。刺激の少ない艶のある音が特徴でいつまでも疲れずに聴いていられる感じです。

次に、アイネ・クライネとは正反対とも言えるマイルス・デイビスの「Kind Of Blue」を掛けます。1曲目「So What」の出だし、テーマからマイルスのソロが始まるところで「ジャーン」と一発Jimmy Cobbのシンバルが入りますが、この部分がなんともショボイ音。この部分で鳥肌が立つかどうかでジャズに合う合わないを判断できると言って過言ではないと思うのですが、ことLSに関してはそこまで要求するのは可愛そうでした。

Miles_davis_kind_of_blue それはそうと、「Kind Of Blue」は以前からCDを持っていましたが、モードはクール過ぎるし大したことないのではと勝手に敬遠していまし。しかし、ここ最近改めて聴いて見ると、なんとも凄みのある密度の濃い演奏で音と音の合間にも命を削るような集中力と緊張感が漂っています。
スピーカをkit LS3/5AからDENON SC-7.5に変えて「So What」。先ほどの鳥肌部分、ホーンツイータから切り裂くようなシンバルの音が響き渡ると本当に鳥肌が立ちます。

マイルスに関しては、レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズとのセッション物を中心に聴いていましたが、それ以外についても敬遠しないでもう少し聴いて見ようかと思ってます。

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2008年3月18日 (火)

スピーカ自作構想

ようやく春らしくなり、朝起きるのが眠くてとてもつらい時期となりました。

花粉の飛散も多くなり、花粉症の薬を常用しているせいかなおさら眠くて仕方がありません。それでもこの時期は休みもまともに取れず仕事の比率が高くなっています。夜遅く帰宅するため、寝付くまでのクールダウンを2時間取ると睡眠時間も短くなります。とは言えクールダウンを取らずに寝ようとしても返って寝付けないし。

今夜もいつものように、Keith Jarrett TrioのCD Tribute DISK2の2曲目”Smoke Gets In Your Eyes”から掛けています。
透明感のあるキースのピアノが静かに流れてきます。この曲から6曲目くらいまで聴いているうちに心地よい眠気がおとずれてうつらうつらとしてきます。7曲目のU Danceの軽快な曲で、はっと我に返り、寝よう、という踏ん切りが生まれます。

ところで、先日常用のスピーカDENON SC-7.5のネットを開け、スピーカユニットを見てみると、16cmウーハーのエッジに亀裂が入り始めています。1本辺り4~5箇所の亀裂があります。かれこれ15年は使っているのでそろそろへたり始めたようです。
いつかは、エッジが破れてしまうのでしょうがまだまだ延命してやりたいです。
このスピーカは作りは決してしっかりしているとはいえません。12mm程度のパーチクルボードの10L弱のエンクロージャで、リアバスレフ。リアバッフルはプラスチック製でダクトのポート出口が湾曲した成型を施されています。ツイータにホーンツイータを使用していますが、このホーン開口部もプラスチック製です。見た目はプラスチック製に見えない表面処理を施してあり、うまくごまかしています。音量を上げるとさすがにプラスチックのリアバッフルのせいか音がバラバラになりますが、リビングで中音量以下で聴いている分にはまことにバランスが良く、音抜け、響きがいいのです。作りはコストダウンの努力が見えるメーカ製のちゃちこいスピーカですが、音はさすがDENONさんといいたい。

それに比べて、Kit LS3/5Aはこのところなかなか出番がありません。エージングが足りていないのかと思いそれなりに鳴らしてきましたが、それでも中域から高域に掛けて控えめなところが、現在のリビングの環境には合いません。もっとS/Nの良い静かな部屋でしかもある程度パワーを掛けて聴くべきです。深夜に小音量で鳴らしていては高域の音を聴き取るのに神経を集中させる必要があるからです。
元々ツイータに入れてある抵抗を取り替えて高域の減衰量を少し減らしていますが、それでも深夜に音量を下げて聴く場合は厳しいです。

ということで、目下自分の中で一番ホットなのが、新たなスピーカを何とか手に入れることになってきました。しかも、自分の志向に合わなくても全部自己責任で誰も恨みっこなしの潔さのある自作スピーカが良いです。急いで何とかしたいと言うわけでもなし、イメージを膨らませてじっくり取り組みたいと思います。ユニットのこと、箱のこと、ネットワークのこと、板材や塗装のことなど初心者としてじっくり勉強して自分のものに出来ればハッピーです。

キースのU Danceが掛かっています。そろそろ寝るとします。

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2008年2月 6日 (水)

DODO'S BACK!

久々の書き込みになってしまいました。
どうも、このところまた風邪を引いてしまい、気力が萎えていたようです。

先日、CDショップでこんなCDを見つけました。今まで聴いたことのない人ですが、ピアノ・トリオのスタイルは好きだし、傑作と書いてあるし、なんかミステリアスだし、1000円だし、これといったこだわりを持っているわけでもないし、よさげなものは聴いて見るべし、ということで即買い。

Dodos_back_3 DODO MARMAROSAという名前からして珍しい名前、タイトルの通りカムバックしてきました、という1961年の録音です。

演奏は、滑らかなピアノタッチで軽快な感じを受けます。コード弾きでメロディーを繋いでいくタイプの演奏ですが、適度に単音を重ねているので重たい感じがしません。どこにも気負ったところもないし、聴いていてとても気持ちよくなる演奏です。ベースやドラムも控えめ過ぎるくらい目立ったところはなく、ピアノの演奏に身を委ねて聴いていられます。

ちょっとオシャレなJAZZピアノを聴きたい人に、まだ、JAZZを聴き始めて間もない人に、ピアノトリオを薦めるならこのCDは一押しできます。

ところで、オーディオ関係はこの所、次なる計画を策定しあぐねています。現在のシステムでもリビング・オーディオとしては十分と言えなくはないし、まだまだ改善の余地があるといえばあるしといったところ。真空管アンプは6L6WGCと7581AとEL34を差し替えできるプッシュプルアンプを製作して、出来すぎぐらい音が良くなってきたので、これ以上のものを作るのはもっと先で良いだろうという思いもあって製作意欲も湧いてきません。取り敢えず今のところはEL34の音が気に入っているのでメーカ違いのEL34でも試そうかなと漠然と考えているところ。

今の6L6/EL34-PPアンプを作り、いろいろと改良をしてきて分かってきたのは、真空管アンプと言うのは十分にエージングをしてからでないと本当に音の良し悪しは評価はできないということです。真空管を新しいのに差し替えたら、半月から1ヶ月位はエージングしてやっとその真空管の本来の音が出てくるし、特にプリ管を変えると最初からまともな音はせず、変えた直ぐはそれこそ耳が詰まっているかのような音だし、カップリングコンデンサーやカソード抵抗やパスコンを変えても最初はどうという変化も感じられないのに段々と鮮度が良くなってくるし。まあその辺が楽しくもあるのでしょうが。

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2007年12月27日 (木)

WE GET REQUESTS

ふと、今日の新聞を見るとあのオスカー・ピーターソン死去のニュースが載っていました。享年82歳ということで、長寿と言えなくは無いですが、往年の名ピアニスト、巨星がまた一人この世から去ってしまったことは、寂しいことです。同氏の冥福をお祈りします。
今夜は「WE GET REQUESTS」を掛けて、オスカー・ピーターソンを偲ぶことにします。

WE GET REQUESTSは、言わずもがなのピアノ・トリオの代表、名盤中の名盤。1964年の録音と言うことは43年前。逆算すると、当時オスカー・ピーターソンは39歳ということになり、脂の乗り切っていた時代だったんでしょう。Ray Brown(b)、Ed Thigpen(ds)の名手との演奏は何度聴いても飽きさせない魅力があります。

30年ほど前、学生時代にジャズを聴き始めた頃、初めてジャズのレコードを買ったのが、確かオスカー・ピーターソンのLPで、「WE GET REQUESTS」だったような気がします。今はアナログ・レコードを聴く環境もないしレコードそのものも実家で眠っているので、CDで聴いていますが、またアナログ・レコードを聴きたくなってきた今日この頃。いずれ持ち帰ってアナログ環境も構築する計画ですが、何時のことになるやら。

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2007年11月 5日 (月)

"All Too Soon" - Milt Jackson

この週末、久々に近くのレコードショップでCD漁りをしました。店に入るといつものようにJAZZとクラシックのブースに入っていき先ずセール品を見てみますが、今回はVictorから出ている1000円JAZZのセールでこのシリーズが1枚800円になっていたので、その中から1枚ゲットしてきました。

All_to_soon_milt_jackson "All Too Soon"
 QUADRANT TOASTS DUKE ELLINGTON
というタイトルで、メンバーは
 Milt Jackson (Vibes)
 Joe Pass (Guitar)
 Ray Brown (Bass)
 Mickey Roker (Drums)
と言う面々。
大物揃いのメンバーでデューク・エリントンの曲を演奏しています。録音は何時かなと、ジャケットの裏側を見てみると、なんと1980年です。曲を聴いた限りではてっきり1960年代の録音かと思いました。Milt Jacksonのバイブラフォンの心地よい響き、Ray Brownの太くてゴツンとくるベース、Joe Passの落ち着いた雰囲気のオシャレなギター。穏やかに流れるエリントンの名曲。いつもピアノトリオやカルテットのピアノ物ばかり聴いていますが、偶にはこういうのもいいです。夕食のBGMにかけるも良し、夜中静かに寝酒を飲みながら聴くも良しで、いい買い物をしました。

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2007年10月12日 (金)

ナヤマシイkit LS3/5A その3

サンバレー「ザ・キット屋」のスピーカーKit LS3/5Aのセッティングを色々と試しながらも、どうしても高域の物足り無さ、歯切れの悪さと暗さを感じていたところにキット屋の大橋さんが日記でLSのツイータレベルを調整することでセッティングの難しさを改善できる可能性があると書かれていました。ツイータに直列挿入された12Ωパラで6Ωの抵抗を8Ωパラ(4Ω)にすることで+2dB、4Ωパラ(2Ω)で+4dBの高域上昇となるとの事です。

やはりLSユーザの多くが同じようなナヤマシイ状況に直面してしたようです。
先週末の真空管オーディオフェアに出かけて、大橋さんにその件で直接話を伺って変更の仕方を確認し、挿入抵抗は金皮か酸金の5W以上のパラ、無ければ3Wの4本パラで合成抵抗を合わせること、セメント抵抗はダメ、というお話。
その日帰りに5W8.2Ωの酸金抵抗(KOA)買って帰ったので、早速それを実行してみました。

結果は上々で、明らかに高域のニュアンスが良くなり、全体にしっとりとした雰囲気は崩さずに高域が少し明るくなりました。まだ、長年愛用のDENON SC-7.5に比べるとオトナシイですが、これでほとんどナヤマシサは解消できたようなものです。

Quiet_kenny_2 quiet kenny - Kenny Dorham を掛けてみます。アンプはLSと相性の良いSV-9Tだけでなく、7581A-PPアンプにしても、PCL86全段差動PPアンプにしても、1曲目「蓮の花」の出だし、アート・テイラーのシンバルが響きます。この部分で直ぐにシンバルの質感がぐっと良くなり、高域のニュアンスが出てきたと分かりました。

続いてケニーのトランペット、湿り気のある、まさに静かなるケニーの叙情豊かなトーン。
静かな秋の夜に静かに聴きたい銘アルバム。結局、最後のマック・ザ・ナイフまで聴き込んでしましました。

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2007年7月 9日 (月)

RAY BRYANT PLAYS

週末は土曜日が休日出勤で、午後4時には仕事を終わらせ帰宅途中で久々のビリヤード店に行き、2時間ほどスリークッションを撞いてから帰宅。日曜日は一日家で子供たちと幼児雑誌のふろくを一緒に組み立てたり、食事を作ったり、ネットサーフィンをしたり。
それから近くのタワーレコードでCDを1枚買ってきて、それを今聴いています。

Ray_bryant_plays かつて「幻の名盤」と言われてLP時代のコアなジャズファンが捜し求めたアルバムとの事ですが、それが手軽にCDで手に入る時代。
聴いてみると、なるほど名盤と言われるのも納得できます。モンクやウイントン・ケリーのような強い個性は感じられませんが、MJQ、T・モンク、C・パーカー、D・ガレスピー、H・シルバー、D・エリントン、M・デイビスなどこの時代に最も勢いのあったであろうジャズメン達の名曲をレイ・ブライアントがピアノトリオと言う形で質の高い演奏によって集約した名曲名演全集と言った感があります。

まあ、そこまで評論しなくとも、聴き慣れた曲にニンマリしながら、楽しんで聴けばよいのですが。

ところで、金曜日の夜に「ザ・キット屋」のHPを見ていたら真空管のNOS品のセール第2弾が始まっていたので、思わず6DJ8系のTESLA E88CCを4本注文してしまいました。真空管プリアンプSV-3 ver.2はEiの6DJ8EG(Elite Gold)ですが、この球も既に供給ストップして当初1本1300円程度だったのが、今では殆ど品切れ状態で、まだ在庫のあるキット屋さんでも2800円に値上げされていましたので、TESLA E88CCが2800円というのは今となっては安く感じられてしまいます。
Eiの6DJ8EGが中高域の華やかさ、TESLA E88CCが中低域の厚みが特長との事ですが、実際どういう違いが出るか楽しみです。これが気に入ったらその内この球で差動プリでも作ろうかなと、おぼろげながらにも思っているところです。

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2007年7月 4日 (水)

Pres & Teddy

久しぶりの書き込みとなりました。今夜は大雨洪水警報が出るほどの大雨で、帰宅途中に足元がびしょびしょになってしまいました。寝る前に軽くいいちこのロックを飲みながら、レスター・ヤング”PRES & TEDDY”のCDをかけています。Pres_and_teddy_lester_young

なんともまったりとしたいい雰囲気に浸れます。レスター・ヤングのことはこのCDしか知らないため、多くのことを語れませんが、心地良いswing感があり、夜のクールダウンにはうってつけのCDです。

夜のクールダウンの時には、この他に最近では、

Eddie Higgins A Lovely Way To Spend An Evening

Eddie Higgins Quartet Feat. Scott Hamilton My Foolish Heart

なんかも良く聴くようになりました。エディ・ヒギンズはJAZZというよりもいい意味でのイージー・リスニング的な音楽だと割り切って聴くと、洒落た演奏と音質の良さに気持ちよく浸れます。

話し変わって、ぼちぼち考えていた6L6WGCのアンプ構想ですが、基本設計を開始しました。方式は、初段12AU7Aパラ-->位相反転段12AU7Aムラード型-->出力段6L6WGC自己バイアスUL-PPという構成を第1案にしました。この他にも2案位は検討してから最終決定したいと思います。
第1案の構成はキット屋のSV-3488SEと同じ構成でありその回路と定数を参考に、6L6WGCのロードラインに合わせていじっただけといえばその通りですが、使用する初段と位相反転段の球が同じで回路方式が同じだと、必然的に同じようになってしまったようです。

そういうことで、構想第1案を頭に入れながら先日秋葉を散策していると、真空管アンプに必要な部品、というよりオーディオ用の電子部品全体の構造が変わりつつあり、安くて良い物が品薄になってきているようなことを耳にしました。若松通商へ行くと、1500Vものの整流用ダイオードが品切れになっており、1000V3Aもののファースト・リカバリ・ダイオードUF5408があるだけで、あとはA&R Labの超高級品しか無いようです。整流用ダイオードごときに1個3000円も4000円も払うなら、出力トランスやカップリングコンデンサに金を掛けた方がましだろうと思うのですが。その他にも高耐圧用コンデンサも品薄のようでした。
実際のところ、6L6WGCアンプ構想第1案のパーツの概算費用はざっと6万円を超えてしまいそうだし、これならペア真空管付きのキット物の方が割安でしょう。いつもお寒い財布事情で少しずつ部品を買い集めていくしかない自作アンプビルダーはますます窮地に立たされてゆく訳でありますな。

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2007年5月28日 (月)

Study In Brown

この2週間というもの急に仕事が忙しくなってしまい、先週木曜日には数年ぶりに徹夜で仕事をした後明けの金曜日もぶっ通しで帰宅したのが夜の11時という貫徹でした。それにこの土日も仕事。
SEという仕事柄、コンピュータのライフサイクルが5年と短くなり、その度に大規模システムの更新という商談が発生し、期限までに提案書を仕上げて社内のレビューやら幹部への説明やら関係会社との調整やらと息つく暇なし状態となるのです。

そんな中、少しでも寛ぎの時間を求めて買ってきたCD1枚。今回も謂わば名盤です。
CLIFFORD BROWN AND MAX ROACH 『Study In Brown』
これまでも聴いてきたクリフォード・ブラウンですが、ストリングスもの、サラ・ボーンやヘレンメリルのボーカルものなどのメロウなトランペッターというイメージとは異なる、正しく天才ジャズ・トランペッターと云わしめるだけのことがある吹きっぷり。このCDは全9曲入っていますが、4、5、6曲目当りが良いです。4曲目、ハロルド・ランド(ts)とのユニゾンにマックス・ローチの切れ味の良いドラム、息の合った演奏に快感を覚えます。
5曲目『ジョージズ・ジレンマ』はどこかで聴いた旋律だと思ったらライナーノーツには『チュニジアの夜』をヒントにしたとある。6曲目『サンデュ』はこのCDで一番のお気に入り。なんといってもネアカで楽しい。ガンガン音量を上げて踊りながら聴いてみたいくなる曲です。
これだけ精鋭揃いのクインテットは後にも先にも無いのではと思わせてくれます。いい買い物でした。

話変わって、GWに6L6WGCを買ったのはいいのですが、その後基本設計が出来ずじまいのほったらかし状態で、今度はキット屋のKitLS3/5Aを注文してしまいました。入荷が遅れており、月末になりそうだとか。まあ今すぐ無いと駄目というわけでも無いし、全くノープロブレムですが。大橋氏曰くLS3/5AはSV-9Tとの相性が良いそうですが、PCL86全段差動PPではうまく乗りこなせるかなああ。

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2007年5月 3日 (木)

ウイントン・ケリーとウェス・モンゴメリ

GW真っ最中。とは言え特に計画を立てて旅行に行くでも無し、新たなアンプ製作を行うにも前作の完成から1ヶ月も経っていないので次の構想を練るところまでもいかず、これといってすることが無く家族で近隣に買い物に出かけたり、DVDやCDを借りてきて見たり聴いたりというゆっくりとした時間をすごしていますが、偶にはこういう休暇の過し方もいいものです。

PCL86全段差動PPアンプも好調です。このアンプ、SV-9Tと比べて中域の押しの強さではかないませんが、解像度があり響きも良く品のいい音で聴き疲れしません。しかも音量を上げた時の低音の表現力が良いです。東栄変成器のOPT-10Pという廉価な出力トランスですが、10Wクラスのトランスでこれだけ低音が出れば出来すぎではないでしょうか。

ところで、最近お気に入りのCDといえば、ウィントン・ケリー・トリオとウェス・モンゴメリのライブで、The Complete Smokin' At The Half Note Vol.2 です。もともとウィントン・ケリーもウェス・モンゴメリも好きだったので、CD屋で見つけて直ぐに購入しました。

Wynton_kelly_trio_wes_montgomery ウィントン・ケリーのピアノはいつも肩の力が抜けてリラックスした感じを受けるし、ウェスのギターも独特のウォーム・トーンでリズミカルだし、ほんとにギターが上手いだけでなく、音楽として聴いていてとても美味しいです。
このアルバムの3曲目に、Willow Weep for Me というお馴染みの曲が入っているので、試しに、他のアルバムから同じWillow Weep for Me を集めて1枚のCD-Rに焼いて聴き比べをしてみました。

Willow Weep For Me
[1] GROOVY    The Red Garland Trio
[2] OVERSEAS    Tommy Franagan Trio
[3] KELLY BLUE    Wynton Kelly Trio & Sextet
[4] The Complete Smokin' At The Half Note Vol.2

どれも言わずもがなの名盤であり、お気に入りのアルバムです。こうして同じ曲を聴き比べると、この曲に関しては、[4]がベスト。続いて[3]>[2]>[1]の順になりました。ピアノだけ聴き比べてみてもウィントン・ケリーのネアカでリズミカルなタッチとユニークなアレンジがすばらしいです。[2]のトミフラもこの曲を上手くアレンジしていますが、正統派でまじめな感じ。ピアノのタッチはメリハリがあって結構いけます。[1]のレッド・ガーランドはピアニストとして一番好きですが、この曲に関してはブロック・コード中心のアレンジでまったりし過ぎ。シングル・ノートでレッド独特のコロコロとしたリズミカルな引き回しが少ないのが残念賞という感じ。

話はさっきのCDに戻りますが、このCDを聴いていてウェスってやっぱりすごいなーと思うのが8曲目のFour On Sixです。自分はギター弾きではない(少しはアコギをしますが)ので、どうすごいのかテクニックがどうこうと解説は出来ませんが、洪水の如く迫ってくるフレーズ、洗練されたフレーズは聴く者を引き込む力があります。

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2007年2月21日 (水)

The Bobby Timmons Trio

先日、CD棚を整理していると以前買ったまま聴かずに忘れていたCDが見つかりました。買ったことさえ定かではありません。なんとなく、CD屋でジャケットが表向きに短いコメント付で店の推薦盤として陳列されていたので、ふと気になって買っておいたような気がします。
The_bobby_timmons_trio_in_person_1

Bobby Timmons Trio In Person
  Recorded Live at the Village Vanguard

ボビー・ティモンズという人は全く記憶がありませんでした。調べてみるとあのファンキーおやじのアート・ブレイキー・ジャズ・メッセンジャーズにいて、「モーニン」もこの人の作曲だとか。

ということでCDを聴いてみると1曲目が「枯葉」。SOMETHIN' ELSEの枯葉やビル・エバンスの枯葉が有名ですが、この枯葉、渋い。良いです。こういうのをファンキーというのでしょうか。

その他にも名曲てんこ盛りといった構成で、9曲目の「朝日のごとく・・・」も言わずもがなの名曲ですが、なんと出だしから3分間がロン・カーターのソロ、その後40秒ほどボビーが絡んで、またロン・カーターのソロが続いて最後まで行ってしまうというもの。それから、このCDのテーマ曲ともいえるボビー作曲の「Dat  Dere」が3回も挿入されていて、構成も面白いです。

話し変わって、自作アンプ構想:PCL86全段差動PPアンプの続きですが、シャーシ決めにあれこれ思案している所であり、ごく普通のアルミケースにするか、もっと凝って見るか、取り敢えずバラックにするか、全く決まってない状況です。最終的にはこのアンプはリビングに置いてもそれなりに馴染んでくれることが必要なので、剥き出しのアルミケースでは不味いのです。別にあせることはないので、基本形はB5サイズ程度の大きさというのを前提にして、次は部品選定と内部配線について検討してみようと思います。

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2007年2月 3日 (土)

DEXTER CALLING

今週のPCのトラブルも納まり、幸いにも必要なデータはバックアップから回復できたのでダメージも少なくて済みました。
最後に2台のHDDを接続するSATAのポートを入れ替えて正しくWindowsXPがブートするようになったのですが、今思えば、ブートセクタの復旧でfixmbrをやるときにデバイス名を省略したのでもしかしたら、マスターブートが変わってしまったのかも。何事も解らないままに行動するのは失敗の元。少し反省の1日でした。

それはそうと、PCのトラブルで忘れていたのですが、タワー・レコードで2枚のCDを買ってあったので、今夜その2枚を聴いています。

Dexter_calling_dexter_gordon_6 1枚目がこれ。
DEXTER CALLING;BLUE NOTE 84083
 DEXTER GORDON(ts)/KENNY DREW(p)/
 PAUL CHAMBERS(b)/PHILLY JOE JONES(ds)
最近、ソニー・ロリンズを聞くようになってソニーのTSがとてもストレートで豪放な明るいトーンが気に入っていたので、その先輩格のデクスター・ゴードンというのも気になっていたのですが、聴いてみて大正解。ソニーと同系色の豪放で明るく、グルーブ感のあるTSです。しかもこのリラックス感はなんともいい気分にさせてくれます。気に入ったので他のアルバムも聴いてみたくなりました。

Relaxin_the_miles_davis_quintet 2枚目はこちら。
RELAXIN' WITH THE MILES DAVIS QUINTET;PRESTIGE 7129
MILES DAVIS(tp)/JOHN COLTRANE(ts)/RED GARLAND(p)/
PAUL CHAMBERS(b)/PHILLY JOE JONES(ds)
マイルスの定番、マラソン・セッションといわれる5枚の内の1枚だそうで(そんなことも知らなかったのですが)、それらの5枚と同時期に録音された'Round About Midnight しか聴いてませんでした。マイルスが入るとクールな曲になるので敬遠してレッド・ガーランドとか、ウィントン・ケリーのトリオを聴いてましたが、このアルバムはマイルスもコルトレーンも自己主張過ぎるところがなく、クインテットとしてのバランスがとてもよくてGoodです。どちらかというと、レッド・ガーランド・トリオ+マイルス・デイビスという感じに近いかな。1曲目IF I WERE A BELLのレッドのソロのところなんか、レッドのリーダ作GROOVYの6曲目HEY NOWの出だしと同じフレーズを弾いてるじゃないの!

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2007年1月30日 (火)

SOULTRANE

今、ジョン・コルトレーンのSOULTRANEを聴いています。夜中なのでかなり小さな音量。SOULTRANEは1958年2月7日の録音という。コルトレーンというと私的には特にこの頃のバップものが好きだし、なぜか同時期のホーン抜きのレッド・ガーランド・トリオ(ポール・チェンバース、アート・テイラー)もお気に入りが多いのです。

この頃の好きなミュージシャンとか名盤と呼ばれるCDを聴いていくと、どうしても自分の選択肢がレッド・ガーランド、ウィントン・ケリー、トミー・フラナガンという3人のピアニスト、そしてポール・チェンバースのベース、アート・テイラー、フィリー・ジョン・ジョーンズ、マックス・ローチのドラムというメンバーでのピアノトリオの組み合わせを基本に、ホーン・セクションとしてマイルス・デイビスやコルトレーン、ソニー・ロリンズ、アート・ペッパー、キャノンボール・アダレイが加わった、という傾向になっています。やはりこの頃のジャズのメインストリームというのでしょうか。
ジャズを聴き始めてたかが知れているし、殆ど他人の論評を見聞きしたことも無いのですが、素直にこの頃のジャズが一番お気に入りが多いです。勿論、自分が高校生だった70年代後半にも当時リアルタイムで新譜を買って聴いたキース・ジャレットやチック・コリアなんかも大好きなんですが。

ところで、今年のオーディオ・グレードアップ計画は取り敢えずスピーカーは新しくしたいと思いつつ、ターゲットが全然絞りきれていません。年末に秋葉原をうろついていた時に立ち寄ったヒノ・オーディオで聴いたバロネット型の箱にElectro VoiceのPRO-8Aという8インチの同軸スピーカというのが耳に残っています。あと、オールラウンドに良さそうで一度聴いてみたいのが、キット屋の新作Kit LS3/5A。この辺でしばらく迷うところでしょうか。
もう一つの計画としては、アナログ・レコード環境を整えるというか、実家にあるターンテーブルとカートリッジを持ち帰り、それにPHONO EQを足すというだけですが、取り敢えず欲しい環境なので、この春には実現させたいところです。

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2007年1月 1日 (月)

Norah Jones

新年を迎え元旦は家族でおせちを食べて、今年は初めての寒川神社へ初詣に出かけ、初売りの福袋を買って帰り、午後は挽きたてのコーヒーを飲み、今年は仕事のことは勿論充実した年にしたいと思いつつ、趣味として昨年から少しずつ復活しているオーディオについても今年は一つグレードアップをしたいし、アナログレコードを聴ける環境にしたいとつらつら考えているのです。
こんなことを考えられる余裕があること自体、何かとても幸せな感じがします。

そして今は、遅ればせながら昨年暮れに買ったNorah JonesのCDを聴いているところ。Nnorah_jones
Norah Jonesを聴くと、なぜか、高校時代の70年代後半にお気に入りだったどころか毎日のように聴いていたLinda Ronstadtのファースト・アルバムを思い出してしまいます。当時のウェストコースト系で、ジャクソン・ブラウンやジェームズ・テイラー、カーラ・ボノフなども好きでよく聴いていた類のサウンドとノラ・ジョーンズのサウンドに近い雰囲気があると思います。ただ、それだけでなくカントリー・ブルースの味もあり、これもお気に入りのHOT TUNA、ケブ・モ、ボニー・レイット等と共通するものがあり、自分としては懐かしくも親しみの持てる1枚となりました。Llinda_ronstadt
Hot_tuna_hot_tuna
左がLinda Ronstadt、右がHOT TUNAの何れもファーストアルバムだったと思います。LindaはLPでしか持っていないため今はプレーヤが無く聴いていませんが、HOT TUNAは1曲目のHesitation Blues が今でも年に数回アコギを弾きたくなった時の練習曲になっています。Hesitation Blues を初めに知ったのは、もう10年程前に横浜関内の”Stormy Monday”というライブハウスで、日暮士歳朗という今では結構有名になっているブルースマンが歌っていたのを聴いたのが初めです。日暮士さんのライブは毎月Stormy Mondayでやっていたので、何度と無く通ってはHesitation Blues の生演奏を見て弾き方を盗んだり、日暮士さんにコード進行を教えてもらい、1年程練習してHOT TUNAのCDに合わせて弾くことが出来るようになったのです。

Norah JonesのCDには、LIVE IN NEWORLINES DVDというDVDが1枚付いていて古くてこじんまりしたなかなか温かみのあるライブハウスでのノラのライブが14曲と、同ライブでのアンコール曲TENESSEE WALTZ、さらに”COME AWAY WITH ME”のミュージック・ビデオが収録されていています。このアコースティックなライブの雰囲気がHOT TUNAのライブビデオの雰囲気と似ているのです。

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2006年12月19日 (火)

SONNY ROLLINS

先週の土曜日、休日出勤をして夕方帰宅途中で、なんとなく中古レコードショップへ寄り、中古CDコーナを見ていると、SONNY ROLLINSのNewk’s TimeというCDに目が留まり一つ聴いてみるかと1000円にて購入することに。このCDはお気に入りのウィントン・ケリーとフィリー・ジョー・ジョーンズが参加しているのでそれだけでも価値ありです。
レジまで行き店長らしき人にCDを渡すと、
「ソニー・ロリンズのサキソフォン・コロッサスのSMJXの厚ジャケが入りましたよ。珍しいので、どうですか?」
と聴かれ、SMJXて何?と思いましたが、興味がない訳ではなかったので、お勧めとあらばと、「見せて下さい」というと、膨大な中古LPを収めた棚のソニー・ロリンズのコーナから4、5枚のLPを取り出して、
「これが、サキソフォン・コロッサスSMJX厚ジャケ、盤面もいいものです。あと、こちらのアルバムも珍しいもので、なかなか入りませんよ。」
などと説明してくれたのですが、詳しいことは端から分からず、ソニー・ロリンズといえばサキ・コロとまで言われた名盤ということくらいは聞いたことがあったので、「じゃあ、そのサキソフォン・コロッサス下さい」と購入。

自宅にはレコード・プレーヤもPHONO EQもなくすぐにLPを聴くことは出来ませんが、実家には、82年頃のトリオのターンテーブルとサンスイのアンプ、それにSHURE V15 TYPEⅣとGRACE F8Lがあるのです。
また、実家には、学生時代に聞いていたLPも30枚くらいあるので一緒に持ち帰り、アナログ・オーディオ・ライフ復活計画というのを考え中なのです。それまでには、もう少しLPを集めておきたいので、中古LP屋の店長にはお世話になることになるでしょう。

NEWK’S TIMEを聴いてみると、「ヴィレッジ・バンガードの夜」に比べればソニー・ロリンズのサックスはリラックスして聞こえます。それにウィントン・ケリーやフィリー・ジョーのソロもいかにもらしさが出ていて、とてもいい感じ。自分としては2曲目、5曲目、6曲目というのがいいかなと。

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