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2009年4月

2009年4月22日 (水)

ラインケーブルを替えてみた

先日、自作したBELDEN 8412のRCAラインケーブルをもう1セット75cmの長さで作り、50cmの方をCD-Pとプリアンプ間へ、75cmの方をプリアンプと6L6/EL34-ULPPアンプ間へつないでみました。

今まで使っていたのは、秋葉原の小沼電気で購入したTK-6180GK というOFCケーブルでしたが、これはこれで非常に良いケーブルで、フラットで真水のように特別な個性を伺わせないソースの音色をそのまま伝送してくれている、そういう素直なケーブルです。そういうわけで、今回交換箇所とPHONOケーブル以外のケーブルは、全てTK-6180GKを使っています。

今回は、自分の耳で小沼のTKとの相対的な比較をするということになりますが、先ずは、BELDEN 8412に替えて音が変わったかどうか、というと、はっきりと変わりました。
では、どういうように変わったかと言うと、自分の耳で感じたまま正直に書くと、

  • 低域のダンピングが良くなって分解能が上がり、中域から低域の音の押し出しが強くなった。
  • しかし逆に高域は少し減衰した。リズムを取るシンバルが後退した。
  • 音の硬さはBELDENの方が柔らかく、溜めが出来たような鳴り方がするので、CDを聴いていてもアナログの音の出方に近くなった。
  • 余韻が少し出るようになった。これは真空管アンプを使っているからその個性が表面化したのかも知れない。とにかくこれで厚みのある味わい深い音になった。
  • 先にも書いたが、高域の切れが少し鈍り、丸さが出ている。ピアノのピーンと張り詰めたような冷たさが少しマイルドな表現になった。
  • しかしこれらの変化はプリアンプのトーンコントロールによる変化に比べるとごく僅かの変化であり、あくまでもトーンコントロールをバイパスした場合の評価である。

と言うようなものでしょうか。音質が向上したかどうかはわかりませんが、このような変化はありました。それを気に入るかどうかは、主観の問題だし、気紛れな気分に左右されるものなので、今日は良く聞こえるかも知れませんし、明日はダメかも知れません。

何はともあれ、ケーブルはアンプのように能動的に音を変化させられる代物ではなく、信号を通すか通さないか、どのように通すかという固体の個性そのものを聴く謂わばフィルターのようなものではないかと考えるのであります。

いくら良いケーブルを使っても、システムそのものの絶対的な上限の音質は変わらないので、ケーブルに何万円も掛けるならアンプやスピーカーやリスニングルームのアコースティックのレベルアップにお金を掛けるべきでしょう。しかしそれは生半可な投資では終わらないということ。それがオーディオであり、だからナヤマシイのです。だからケーブルで音が変わったからといって、小さな喜びに浸るのもやはりオーディオなのでしょう。

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2009年4月17日 (金)

ラインケーブルを作ってみた

この所、気持ち的に気分が低調で仕事にもあまり気が入らず、うつ状態が続いていました。こういうときは何もしないで、ぼうっとしている時間が増えてきます。ブログもねた切れだし、そもそも書く気にもなれなかったのですが、また少しずつですが、気力が戻ってきました。

この前まで考えていたオーディーオ・セレクターは、適当なシャーシが見つからないのでとりあえず保留状態です。オーディオ・ラックは木材選びや木工までは何とかなりますが、厄介なのが、塗装。大きさから行って場所と時間が掛かるし、汚れ作業だし、室内では気が引けます。無垢のままにするか、何かを貼るか、オイルスティンのようなもので仕上げるか、どうしたらいいか迷うところです。サイジングも、未だ決まっていません。

ということで、ラインケーブルでも作って見ようかなと。

早速ですが、先日秋葉でケーブルとRCAコネクターを仕入れてきました。

Dscf2245_3   ケーブルは、BELDEN 8412という本来マイク用ケーブルですが、ラインケーブルやギターケーブルとしてもその音質には定評があるらしく、さらにコストパフォーマンスにも優れ、太さ的にも太すぎず細すぎず、丈夫な構造をしたプロフェッショナルな業界ではとてもスタンダードなケーブルと言うことらしいです。確かに、1m450円程度ですから、この前PHONOケーブルに使ったBELDEN 8422より少し太めで少し値段も上ですが、8412の方が柔らかくて取り扱いは8422とあまり変わりません。

早速ですが、TOMOCAの廉価なRCAコネクターを使って一組作ってみました。

Dscf2247 先ずは、カッターで望みの長さに2本カットします。
今回は、50cm×2本のケーブルにします。

このケーブルは芯線が2本とシールドの3つのラインがあるので、信号ラインは芯線の1本(白)を使い、黒はアース側のラインに使います。

シールドの処理には何通りかのやり方があるようですが、信号の上流側のコネクタだけシールドをアース(COLD)側へ落とし、下流側のコネクターはシールドを浮かせるようにしました。

Dscf2249 ちょっとピンボケですが、こちらが信号の上流側のケーブルの処理。

シールドをコネクタの外側(アース側)に接続します。後ほど半田を流す予定。

芯線の黒側もコネクタの外側(アース側)に接続します。こちらも後ほど半田を流す予定。

白の芯線はコネクタの芯に半田付けすることになります。

Dscf2253 片方のコネクターの半田処理が終わったところです。シールドと芯線の黒を外側に半田付けしています。

芯線の白はコネクタの内側(信号ラインのHOT側)に半田付けしています。

半田は何でも良いんですがKESTER#44がありましたのでこれを使いました。

これでケースを被せて出来上がり。

Dscf2255 ちなみに信号ラインの下流側の処理は、シールドを浮かせておきますので芯線だけが出るように、熱収縮チューブを被せました。

シールドを両端のコネクタに繋ぐと、芯線とシールド間にアースループが出来てノイズを拾ってしまいます。

ケーブルに接続時の方向性が出てきますが、この処置が理にかなっています。

あとはコネクターへ半田付けしてカバーをすれば、もう片方も出来上がり。

Dscf2256 ということで、もう1本も同じように加工をして2本組のRCAケーブルの完成です。シールドをキレイに出したり、絹と麻のラインの処置をするのに少し面倒ですが、ものの30分位の作業でした。

あとはこれをCD-Pとプリアンプ間に使って見て、うわさ通りの代物なのか聴いてみたいと思いますが、時間も時間なので、土日でゆっくり聴き比べしてみたいと思います。

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