2009年8月21日 (金)

MILES DAVIS AND THE MODERN JAZZ GIANTS =PRESTIGE7150=

先日、ヤフオクで、マイルス・デイビスの主題のLPを買いました。

Dscf2334a このレコードは、セロニアス・モンク(p)との遺恨のセッションとか喧嘩セッションとか、いろいろと噂のあるLPですが、聴いて見ると確かに、1曲目にモンクがふてくされたような、ピアノソロを引き始めて、途中でやめてしまった事に、マイルスが促すようなリフを吹いて、それからモンクも突如としてソロを弾いています。

そういうトラブルの一つを、2人の個性の違いと言うか、恐らく2人は相容れない個性の持ち主だったのだろうと思うのですが、ただ演奏のタイミングをモンクが勘違いして、「えっと、今オレのソロだっけ?」と思いながら、弾いているというようでもあります。そういうところも演奏全体としては聴き所といえばそうですが、私的には、モンクもいいし、マイルスもいい。勿論、ミルト・ジャクソンも最高の演奏をしてくれていて、全体が聴き所であると思う名盤の1枚です。

バグス・グルーヴのクリスマス・セッションと同じ時の演奏ですが、日本版のバグス・グルーブと今回の米国盤のこのLPを聴き比べて見ると、どこと無く、後者の方は、音がキレイで音質も良いのですが、どこか、音が薄いのです。明らかに演奏に熱気を感じない、乾いた音がするのです。このLPジャケットの裏側をよく見ると、1989年にリマスタリングされているようで、その時の電子機器の音に少なからず影響され、リマスタリングされたバブル時代の音が織り込まれているような気になります。

どうやら、アナログ盤収集家の間でマスター音源に近いLPとかSP盤を高額で取引されている理由も、なんとなく解るような。

Photo 当時の演奏が生々しく鮮明に残された音源は、もはや手に入れるのがかなり難しい世の中なのかも知れません。いくら、SACDとか何とか高音質を謳ってみても、時代はさかのぼれないということなのかも知れません。

レコード収集の奥の深さを1枚のLPで垣間見た気がします。深みにはまらないように。。。

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2007年7月 4日 (水)

Pres & Teddy

久しぶりの書き込みとなりました。今夜は大雨洪水警報が出るほどの大雨で、帰宅途中に足元がびしょびしょになってしまいました。寝る前に軽くいいちこのロックを飲みながら、レスター・ヤング”PRES & TEDDY”のCDをかけています。Pres_and_teddy_lester_young

なんともまったりとしたいい雰囲気に浸れます。レスター・ヤングのことはこのCDしか知らないため、多くのことを語れませんが、心地良いswing感があり、夜のクールダウンにはうってつけのCDです。

夜のクールダウンの時には、この他に最近では、

Eddie Higgins A Lovely Way To Spend An Evening

Eddie Higgins Quartet Feat. Scott Hamilton My Foolish Heart

なんかも良く聴くようになりました。エディ・ヒギンズはJAZZというよりもいい意味でのイージー・リスニング的な音楽だと割り切って聴くと、洒落た演奏と音質の良さに気持ちよく浸れます。

話し変わって、ぼちぼち考えていた6L6WGCのアンプ構想ですが、基本設計を開始しました。方式は、初段12AU7Aパラ-->位相反転段12AU7Aムラード型-->出力段6L6WGC自己バイアスUL-PPという構成を第1案にしました。この他にも2案位は検討してから最終決定したいと思います。
第1案の構成はキット屋のSV-3488SEと同じ構成でありその回路と定数を参考に、6L6WGCのロードラインに合わせていじっただけといえばその通りですが、使用する初段と位相反転段の球が同じで回路方式が同じだと、必然的に同じようになってしまったようです。

そういうことで、構想第1案を頭に入れながら先日秋葉を散策していると、真空管アンプに必要な部品、というよりオーディオ用の電子部品全体の構造が変わりつつあり、安くて良い物が品薄になってきているようなことを耳にしました。若松通商へ行くと、1500Vものの整流用ダイオードが品切れになっており、1000V3Aもののファースト・リカバリ・ダイオードUF5408があるだけで、あとはA&R Labの超高級品しか無いようです。整流用ダイオードごときに1個3000円も4000円も払うなら、出力トランスやカップリングコンデンサに金を掛けた方がましだろうと思うのですが。その他にも高耐圧用コンデンサも品薄のようでした。
実際のところ、6L6WGCアンプ構想第1案のパーツの概算費用はざっと6万円を超えてしまいそうだし、これならペア真空管付きのキット物の方が割安でしょう。いつもお寒い財布事情で少しずつ部品を買い集めていくしかない自作アンプビルダーはますます窮地に立たされてゆく訳でありますな。

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2007年6月17日 (日)

12AU7A

先週は久しぶりに秋葉へ行ってきました。5月連休に買ってきた6L6WGCをどうするかを十分検討できずにほったらかし状態なので、なんとか前に進めないといけません。まだ初段と位相反転段の方式も決めていませんが、サンエイ電機さんへ行ってみるとluxアンプ用に作られたNEC製の12AU7Aが1本850円で売られていたので、取り敢えず4本買ってきました。

Dscf1233 日本製でしかもオーディオ用に選別された球なので特性は揃っているそうです。海外製のNOS管は2000円以上するのもあるのですが、それに比べるとお買い得だと思います。

キット屋の人気アンプSV-3488、同SEも初段12AU7パラ、位相反転段12AU7カソード結合(所謂ムラード型)にしていたので、同じパターンにするかまたは位相反転段を差動型にすれば4本使うパターンが考えられるので。

それからサンエイ電機さんの目玉になっているPCL86ですが、ポーランド製の供給がいよいよ止まり在庫限りになったとの事。替わりにユーゴスラビア製のEiのロゴ入りの物になりました。値段も1本350円とポーランド製より100円高いですが、シールドもしっかりしていて作りも良いとのこと。BOIの通販で4.5$だからサンエイ電機さんはやはり格安といえるでしょう。そのうちユーゴ製のPCL86も試してみようと思います。

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2007年5月 9日 (水)

5881/6L6WGC

GWは一度秋葉へ行き、一日ゆっくりとあちこちのオーディオショップやパーツ屋を物色することが出来ました。そんな中、ラジオデパートへ行くとサンエイ電機さんがお店を開けていて、そこでは数人の人が床に並べられた真空管を物色していました。
店のオヤジさんは小学生5、6年生と思しき少年と会話をされており、どうやらその少年がPCL86を10本買おうとしているようでした。その少年に話を聞いてみるとPCL86のシングルアンプを作ろうということらしく、付き添いで一緒に来ていた少年のお父さんが言うには、「こいつが自分で真空管アンプに興味を持ち独学で一から作ってみたいというのでつれて来られたんです。私(少年のお父さん)は全く解らないのですが。。。」とのこと。
偶々私もサンエイ電機さんの10本2,500円のPCL86でアンプ作りをしたばっかりだったので、「そいつはすごいね。がんばれよ。この球はほんとにいい音出るよ。他にこれ以上安い球も無いしね」と声を掛けると、その少年は「ちょうど14V3Aのヒータトランスが手に入ったのでそれで作ってみようかと思って。」などと一人前のことを言われて、こちらもタジタジ。いまどきこんな頼もしい少年がいてなんか嬉しくなってしまいました。

その後、他のお客同様に床に並べられた真空管を物色していると、SOVTECの5881/6L6WGCという球があり、1本1,250円と安価でもあったのでこれは使いでがある球だし、買っておいて損は無しと6本購入。
Dscf1195_1 SOVTEC(ロシア)の6L6WGCは袴(ベース)が薄く格好が良いとの事で人気があり、ギターアンプ用の需要で現行品が大量に出回っているため安価で買えるとのこと。
6L6GCとの違いはW付きということで耐震構造型の球であり特性は6L6GCと同じそうです。

ついでにOMRON製のUSソケット(ホントはリレー用ソケットらしい)を購入しました。非常にしっかりしたつくりで日本製らしく品質がいいし、単価150円(10個セットで140円)と通常のモールドソケットよりも若干安いというのが人気で愛用者が多いそうです。確かに全くガタツキはありません。

これで、次なるアンプ作り構想のターゲットは6L6WGCプッシュプルアンプということに決定。後はどういう方式にするかですが、全段差動と言うのも良いのですが、意外と3結にするとパワーが無いので、5極/UL PPも視野に入れていろいろと模索することにします。

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2006年10月24日 (火)

その3 6BM8シングル

その3 2006年5月某日

 「今鳴っているのは、このアンプです。」
真空管アンプなんて名前も知らなければ、自分が子供のころの昔のものだと思っていたのですが、さっきのALTECはなんとこの中で一番小さいMT管が2本しか立っていないやつが鳴らしているというので、さらに驚いたのでした。
 「これは6BM8という真空管で、キットになっています。安い割りに音が良いので最近は人気がありますよ」と、ちゃっかり価格までご紹介頂いたのでした。ああ、6BM8、6BM8...これは聞いたことがある。中学のころ読んだ「ラジオの製作」とか「初歩のラジオ」で製作記事を読んだことがあるぞ。ゴミ捨て場へ行ってはテレビやラジオの真空管やスピーカを外してきて集めていた中で、6BM8は何本か持っていたはずだ...と遠く昔の記憶がよみがえってきたのでした。
 「キットになってるんですか、しかも2万円弱とは安いですね。何ワットですか?」
 「2W+2Wで出力は小さいですが、能率の良いスピーカですと十分ですよ。」
 「能率?」
 「そうですね、このALTECは100db近くあるのですが、90db以上あれば大丈夫ですよ。それより低いとちょっと音が小さすぎて響きも出ませんしねえ。。。市販のスピーカをお持ちでしたら、こっちよりも一回り大きなこちらのアンプの方が良いですよ。鳴らしてみますか。」
 といって、セレクターをいじりながら、「6L6GCというGT管で、さっきのと同じシングルアンプですが、8W+8Wありますので余程のものでない限りちゃんと鳴ってくれますよ。」
確かに真空管はでかいし、シャーシーも一回り大きくなっていかにも重そう。

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その2 ALTECの音

その2 2006年5月某日

どのスピーカから音が出ているのかと思い、スピーカ群に耳を近づけると「20cmのスピーカに同軸ツイータが付いている黒いやつ」からの音で、「こんな良い音がでるの?」と店のおばあちゃんにしゃべりかけていました。
 「そうですね、これはALTECですよ。」
 「このユニットいくら位するんですか?」
 「ほかのフルレンジよりちょっと高いですが、1万○千○百円です。これのひとつ下の7千○百円のもありますよ。」
1万円の前半と聞いて、そんな値段でこんな良い音が手に入るなら、いずれは是非自宅で鳴らしてみたいもんだ、と思いながらも、今日はPCのモニター用に小型のSPを探していたのを思い出して、30年前の高校時代に自作したのと同じFE103Eらしき箱を見ていると、
 「ほかのスピーカも音だし出来ますし、アンプも自由に変えていただいてお好きな組み合わせを探していただけますよ。アンプはこれと、これと、それからこちらの2台もあります。」
おばあちゃんは、スピーカ群の手前に横一列に並べてあるアンプを紹介してくれた。真ん中にあるフライングモールの小型アンプは、PC用に小型アンプを探していた時にネットでチェックし音が良いとの評判だったので、知っていたが、その他は全て真空管アンプというやつでした。

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その1 真空管アンプの音

その1 2006年5月某日

自作パソコンの音質向上と静穏化のため、秋葉原でサウンドカードやCPUクーラなどを物色していた際に、たまたまラジオ会館で見かけた自作スピーカの店という看板が目に留まり、パソコンのスピーカは自作にしてみてもいいかも、とK無線なる店を覗き込んだ時、大小様々な箱に様々なユニットが収められたスピーカが立ち並ぶ中から、なんとも芳香なジャズの音色が聞こえていたのでした。

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