明けましておめでとうございます。
今年の正月は自宅でゆっくりと箱根駅伝を見ながらアンプ製作をしていました。今回、MJ誌1月号のEL34シングルアンプの競作という記事に触発されて年末に部品を取り寄せて12月29日からの冬休みに一気にシャーシ加工、配線を済ませてしまいました。
今回のアンプはプリアンプが前提なので入力VOLを省略し、ゲインもプリ側で26dB程度稼げるので、EL34初段ではゲインを稼ぐ必要がありません。プリで使って音質も良く安価で入手できた6N1P-EVが余っていたので、これを初段にSRPPで使い出力段はEL34の3結にします。主に寝室で聴くために6BQ5 Singleアンプと交代で使うのでパワーも4W程度あれば十分。それに手持ちのEL34は、ロシアNew Mullard、JJ、GD-Chinaの3種がある他、6L6GC系も使えるので、SOVTEK 5881/6L6WGC、TUNG-SOL 6L6GC-STR、PhilipsECG 7581Aが使えます。
プッシュプルのアンプでは出力管をUL接続で使いましたが、3結ではどうでしょうか。それに出力トランスをノグチトランスのPMC-15WSにしてみました。これはノグチトランスの店主曰く、抜けの良さで選ぶなら15WSが良いと太鼓判を押してくれたので期待しています。

上のが今回の回路図。電源部は電源トランスにノグチトランスのPMC-170Mを使いました。150Mでは6L6GC系の球を挿した場合にギリギリの電流になりそうなので、一回り大きな170Mにしました。整流管5AR4を使い、22μFのコンデンサと8H-170mAのチョーク、220μFのコンデンサでπ型フィルター1段のシンプルな電源です。6N1P-EVには60V程度のヒータバイアスを掛けています。
初段は6N1P-EVのSRPPです。ここには約4mAと少し大きめの電流を流して本来の6N1Pの美味しい動作点を狙っています。出力段は自己バイアスの3結といたってシンプルな回路です。オーバーオールNFBを掛けていますが、NFBなしでもDF=2という測定結果が得られたので、NFBは3dB程度のほんのちょっと鼻の油を効かせた程度にしました。

初段に使用した6N1P-EV '73年製、五角形マーク。良く出回っているロケットマークの物より作りが良くてビンテージな美音が魅力です。


シャーシサイズはW300×D200×H50で、300×200の定型1.5tアルミ板と、Lアングルとサイドウッドでシャーシを作りました。内部配線はプッシュプルアンプに比べて部品点数も少なくてさっぱりとした印象です。出力段のカソードバイアス抵抗にはDALE 25WメタルクラッドをLアングルに取り付けてLアングルを出力トランスの止めネジと共締めしてあります。
初段のパスコンにはこの前6BQ5初段パスコンの比較試聴で音質の良かったPanasonicのNHG 50V330μFを使いました。
配線材は主にMILスペック銀メッキテフロン線AWG22を使っています。扱い易く音質も良好な線材です。
今の所、整流管が入手できていないので、整流管のソケットにダイオードUF5408を取り付けて動作確認とNFBの調整までやってあり、本格的に聴き込むのは今週末頃からとなりそうです。一聴した感じでは高域の伸びが良く、期待通りの抜けの良い音と感じました。
これでシングルアンプは6BQ5 Singleに続いて2台目。6BQ5 Singleも好きな音なので、時々入れ替えて遊べるというものです。
最近のコメント